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学生団体の採用活動


こんにちは。
昨年12月、学生にコーチングサービスを提供する団体、miusig(ミューシグ)を創設し、リーダーとして活動している鈴木梨里です!
miusigは「ワクワクで溢れる世界を創出する」というビジョンを掲げ、そのビジョンを実現する手段として日々コーチングをしたり、コーチングスクールを開催したり、企業とのコラボレーションを通じて「自分らしい生き方」を発信したりしています。
*団体の詳細についてはこちらをご覧ください☺️
HP:https://miusig.co/
過去投稿:https://note.com/lily_miusig/n/n3f286233b10e

そんなmiusigは今年8月、 新メンバー4人を迎え入れ、第二期としての活動を始めました。そこで今日は、組織を運営する上で必須の活動である「採用」をテーマに記事を書きたいと思います。

前提として、私たちは採用、つまり仲間集めを、ビジョンを実現するための手段として捉えています。どうすれば採用活動をマンパワーの増強としてではなくビジョンを実現する上での一つの強力な手段として据えられるかというテーマを持って採用活動を行いました。本noteもそのような視点で書いています。

miusigの採用基準


今回新しいメンバーを募集するにあたって、私たちは「愛とおもろさを持った人」を採用したい人物像(採用ペルソナ)に設定しました。要素ごとに目的を記すと
1 愛がある人
組織と個人のビジョンの方向性を一致させるため
2 おもろい人
①団体の持つ影響力を大きくするため
②メンバー全員が活動を面白がれる環境を作るため
となります。
以下補足していきます。

1.  miusigへの愛がある人
私たちは自分の時間や労力を割いてmiusigで活動することに喜びを感じる人を、「miusigへの愛がある人」と定義しました。
ここで私たちは、「miusigのビジョンに共感している人」と、「miusigへの愛がある人」を明確に区別しています。「私も同じ意見だ」という共感は受動的な姿勢である一方、miusigの描く世界もしくは今いるメンバーが大切にしている生き方を「好きだ」と思う感情は、この組織の一部になりたいという能動的な行動を相手から引き出すからです。この組織の一部になりたい、つまり、自分もそういう世界を作りたい /そんな人生を歩みたいという願いがある人にとって、このチームで活動することはその人自身の喜びになります。外部的なインセンティブ(お金や地位など)を与えられない学生団体において、このチームで活動することがその人自身の喜びになっていることは、互いに高い熱量を持って活動する上で必須の要件になるでしょう。
自分たちの組織に対して愛を持っている人を採用基準に設定することで、組織の活動を自己実現の手段として捉える人を仲間として迎え、組織と個人のビジョンの方向性を一致させることができるのです。

2. おもろい人
「おもろい人」はチームに対して予測不可能性をもたらす人と定義しました。
おもろい人を採用する理由は2つあります。1つはチームが持つ影響力を大きくするためです。明確なビジョンを掲げ、そこに共鳴する人を集めた時、メンバーの同質性が高くなる可能性は極めて高いでしょう。価値観や人間性が似ている結果、同じビジョンの下に集まったというのは自然な流れです。しかし、ここで問題になるのは、同質なメンバーが集まったチームでは深い議論が生まれづらくなるということです。メンバーの賛同を得たり提案を実装することはやり易くなる一方、他の考え方を持つ人はどう捉えるかという視点が欠如します。異なる意見や視点を交えずに外部に出した企画やサービスは多くの人の心を動かすことはできません。同じ世界を目指しながら異なる視点を持てるチーム、そのような集団こそ、真に大きな影響力を持って社会にインパクトを与えることができると考えます。
2つ目は、メンバー全員が活動を面白がれる環境を作るためです。ユニークなバックグラウンドを持っていたり、思考に癖があったり、強いこだわりや信念を持っている人が組織に入ってくると、今まで一定の方向に動いていたチームに異なる流れが生じ、既存のメンバーとのコラボレーションが生まれます。チームに非連続性が発生した時、生み出されるアウトプットがメンバーの想像を超えるようになり、メンバーはチームの未来にワクワクし始めます。チームが社会に与えられるインパクトが未知になると、チームでの活動が無性に楽しくなるのです。

ここまでmiusigの採用における2つの判断基準について書いてきましたが、私たちはこの要素両方を満たしている人、つまり根底にmiusigへの「愛」を持ちながら、そのうえに尖った「おもろさ」を持った人と出会うために、時間をかけて採用活動をしました。

最後に

なぜmiusigは仲間集めに力を入れるのか。
私たちは仲間集めを、チームを作る上での初めの一歩であると考えます。
偶発性に従ってただ人を集めたものは、「グループ」であり「チーム」ではありません。
組織がグループからチームになって初めて、チームビルディングが効果的になるのであり、その前段階である仲間集めができていないと、効果がないどころかむしろチームビルディングに励めば励むほど人が離脱する、といったことが起きたりします。
そのような意味で、いかに仲間を集めるかというのは、チーム作りの土台であり一番の要なのです。


今回はどのような軸で採用活動を行ったのか、miusigの採用基準について書きました。最後まで読んでいただきありがとうございました😌


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