人間の理想の健康と寿命|成田悠輔×山中伸弥の対談より
成田悠輔✖️山中伸弥
「健康な老いと死って?」youtube より
視聴後の感想
健康とは、生まれてから成長し、子供を残せる20〜30代でピークになり、100歳あたりに向かって緩やかに落ちて最後に死ぬまでのことだそうだ。
そして大抵の人はその途中で怪我をしたり病気をしたり不摂生だったりによってカーブが小さくなったり途中で折れ曲がったりしてしまうらしい。
これを医学の力などを使ってどこまで理想のカーブに近づけるかというのが、山中教授の目指すところなのだそうだ。
私もこの話を聞いて、健康の中に死が含まれるのが目から鱗だったのと同時に、大変納得した。
なんとなく、死は健康と対極のものだと思っていた。
私自身、死に方を考える時に、チューブや機械に繋がれて延命されて死を待つよりも、ピンピンコロリが理想だと常々思っている。
死までの道のりというと不謹慎だが、高齢者がたにはピンピンコロリを目ざして体力づくりや日々の健康に努めて長寿を全うしてもらいたい。
そして自分が高齢になった時には、そのような生き方をしたい。
このカーブだが、昔から人間の持つ潜在的な寿命はそれほど変わらないそうだ。昔の資料によると、120歳まで生きた人がいるとの記録もあるらしい。だから、昔と比べて人類の寿命は伸びているわけではなく、医学の進歩や生活週間の改善などによって寿命のカーブが理想に近づいているだけなのだそうだ。
また、理想のカーブつまり長寿へ近づくことは、老化との戦いでもある。体の細胞は代謝して新しいものに生まれ変わるが、神経(脳)と心臓は生まれた時から細胞が変わらないらしい。そのため悪いものが蓄積されやすく、歳をとった時にアルツハイマーといった神経系の病気を引き起こすそうだ。
いまだに人類が克服できていない病気は、癌と感染症。これらは変異しやすいため、治療法ができても新たに変異して、いたちごっこになってしまうそう。
ちなみに山中伸弥教授の若さの秘訣は、若い人と交流することだそう!
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