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憧れのモスクへ~マレーシア・クアラルンプール③後編

「行ってみたい国リスト」に長年入っていた、マレーシア・クアラルンプールへ旅行に行ってきました。コロナ禍でずっと延期になっていた、念願の旅行を2023年になりやっと実現することが出来ました。この旅行の目的はズバリ「モスク見学」です。
今回は3つのモスクへ訪れる事が出来ました!第3弾はブルーモスクを紹介します。

前編はこちら。


モスク内部(モスクドーム)

最初に目に入ってきたのが、こちらの一際、目を引くシャンデリア。かなり豪華です。シャンデリアの豪華さと存在感は、他2つのモスクの比じゃないですね。

そして、圧倒的存在感のドーム。大きすぎて、日中は光が届きません。写真に収めるのも一苦労。ドームの縁に黄色の模様がありますが、こちらはよく見るとコーランの言葉が描かれていますね。ドームにつながる白い柱もかなり大きいです。
他のモスクと同じく、正面の白い祭壇にはコーランの言葉が刻まれています。また、白い祭壇の方角にメッカがあります。ボランティアの方曰く、メッカは言わずと知れたイスラム教の聖地なので、イスラム教徒の方々は一生に一度は訪れたい場所。ちなみに、ボランティアの方はメッカに7度訪れたことがあるそうです。

振り返ると、入口付近にもシャンデリア。廊下が美しいですね。

後方入口の並びに配置されたステンドグラスは緑色です。これは女性の礼拝エリアを示しているそうです。

それと対比して男性の礼拝エリアのステンドグラスは青です。ですので、大部分は青色のステンドグラスです。ライトをつけない日中は意外と中が暗いので、ステンドグラスからの光がきれいに映えます。

こちらのフロアの他に、2階と地下の礼拝エリアもあり、ラマダン期間の夜の礼拝はこのモスクが満員になるそうです。2階はステンドグラスの光に包まれて、幻想的な空間がとてもきれいでした。

話は変わり、マレーシアは9つの州に分かれていて各州にスルタン(州王)がいるそう。このモスクにスルタンが訪れる際には、レッドカーペットならぬ、イエローカーペットで出迎えるそうです。正面向かって右に位置する入口がスルタン専用として使われるそうです。少し遠いですが、こちらがその入口。
ちなみに礼拝されている方々が写っていますが、礼拝時間でなくとも、悩みがあったり、祈りたい時にはこのように個別に来られるそうです。

モスク内部(そのほか施設)

モスクドームを出て、その他の施設を案内してくださいます。

モスクドームの下の階にはイスラム教の塾、食堂、結婚の手続き所、遺体のお清め場所、寄付金の管理事務所がありました。宗教が地域、生活に根付いていることを改めて実感します。

  • 塾は老若男女問わず、コーランのを理解する為に通う場所だそうです。コーランはなかなかの分厚さですが、人によってはすべて暗記しているそうです。

  • 食堂ではラマダンの時期など、食事が無料で配布されるそうです。

  • 結婚手続き所は新郎新婦の親族を招き、見守られながら手続きを行います。

  • イスラム教は土葬のため、モスク併設の部屋で遺体を清めた後、墓地まで運んで埋葬するそうです。

  • イスラム教では収入の額に関わらず、一定の割合を寄付することがイスラム教徒の行いとして定められているそう。寄付金はモスク併設の事務所で管理され、イスラム教徒へ再分配されるそうです。


まとめ

車で片道約45分かかりますが、個人的には行く価値があると思います。モスクの迫力や内部の美しさは素晴らしく、写真や映像で見るより何倍もきれいでした。
また、ガイドのボランティアの方がとても親切で優しい方で、イスラム教徒でない私たちにも寛容に接してくださり、有難かったです。
1時間という限られた時間でも、学びが多く、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。

アクセス

スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク (Sultan Salahuddin Abdul Aziz Mosque)
クアラルンプール中心地より車で約45分。


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