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【侍ジャパン観戦記】2019BFAアジア選手権🇹🇼

2019年の社会人野球日本代表は、フランスでの親善試合ヨシダチャレンジに派遣されたチームと、都市対抗後に組成されアジア選手権に派遣されたチームがありました。

立教OBからは多幡雄一コーチ(当時:JABA競技力向上委員、現:ホンダ)がどちらのチームにも帯同し、アジア選手権には佐藤竜彦外野手(ホンダ)が選出されたので、私は第29回BFAアジア選手権の応援に行くことに決定!
(私は代表選考合宿と、ヨシダチャレンジ派遣チームの国内オープン戦も見に行きました)

前回も書きましたが、初めて海外遠征したのが2015年、多幡さんが選手時代の話でしたので、あれから4年経ってコーチとしてJAPANに復帰されたのは、とても嬉しく感じました。

また、佐藤竜彦外野手の世代、立教の同期4人が既に大学以降のカテゴリーでJAPAN経験者(澤田圭佑投手田村伊知郎投手佐藤拓也外野手田中和基外野手)。この世代で5人目の侍です。

大会概要

今大会は2015年と違い、全8チームが出場。まず4チームずつに分かれたリーグ戦を行い、上位2チームずつがスーパーラウンドに進出、ここで決勝進出チームが決まります。日本はリーグ戦全勝で1位通過、スーパーラウンドでの対戦相手は中国、韓国に決まりました。

さぁ準備しよう

というわけでリーグ戦やスーパーラウンドの組み合わせを勘案して、台湾行きLCCの航空券を眺めていたのですが、週末に重なって高い。最安がソウル経由での台中だったので「わーい、初めての韓国だー、せっかくなら入国後に空港を出て韓国の空気を楽しもう!」なんて思っていたのですが、台風襲来&飛行機欠航。

日本代表も出国することができず、東京ガス大森グラウンドで練習を重ねます(私も練習を見に行きました)。

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↑竜彦を指導する多幡さん

結局、私はリーグ戦の勝ち上がり状況を見ながら、成田から高雄経由で金曜の昼便で現地入りし、金曜ナイター、土曜デーゲームのスーパーラウンド2試合を見て深夜便で帰国するプランを立てました。ちなみに日本代表は香港経由で現地入りしたそうです。しかも大会側の配慮で試合日程も一部変更して中止が出ないように全て延期してくださったそう、アジア連盟ありがとう。

いざ台湾へ、しかしまさかの事態に!

しかし渡航前夜にある事実が発覚、当初予定ではナイターだった当日の日本の試合が急遽デーゲームに変更…!台湾のメディア関係者の知り合いの情報によると、台湾の試合をナイターに優先するという現地の都合だそう…。国際大会でもそんなことあるんですね、勉強になりました。

そして翌日、成田空港に着くと、別便で台中に向かうフォロワーさんとチェックインカウンターで遭遇。今日見られないことをお互い慰め合い、今晩ではなく明日の球場で会おうと分かれたのでした。

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今回は高雄に飛んで、左營から台中に新幹線で移動することに。

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そして飛行機の中でチェックできない間に、日本は中国相手にコールド勝ちを収めてました。竜彦は4番でヒット打ってた、見たかった。

そんな訳で台中には夕方に到着し、とりあえず宿にチェックイン。台中駅は近代的に建て替えが済み、ホームも高架化。駅前ロータリーの混沌な雰囲気も一変して綺麗に。古き良き味はなくなってたのが少し残念。

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時間を持て余していたので、ナイターの台湾戦でも見に行こうかと思ったら、先に現地入りしていた学生時代からの知り合い(2010年に今はなき日産自動車の市沢グラウンドにて初対面)に「一緒に夜ご飯食べに行こう」と誘っていただき、中華料理店で夕飯。ご飯食べた店の反対側には丸亀製麺、吉野家、ダイソーが並び、日本より日本。

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あと、泊まったホテルに置いてあった新聞にはラミゴ・モンキーズが台湾シリーズを制覇した記事が載ってました。翌年から楽天モンキーズになったので、ラミゴとしては最後のタイトルに。これも生で見たかった。

韓国戦

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4年前に逆転サヨナラ負けを喫した以来の台中での韓国戦観戦。自然と応援に気持ちも熱くなります!ちなみに日本は前日の試合で中国に勝利し、決勝進出を決めており、一方韓国は台湾に負けて3位決定戦に回ることが決まっていました。つまり、決戦前日の消化試合状態。

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竜彦とトヨタ自動車・沓掛祥和選手もこのリラックスした表情。また、前回も登場してる許さんが試合前に選手全員に大量の差し入れしていて愛を感じた。

多幡コーチはシートノックでは外野ノックを、試合中には3塁コーチを担当。

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日本の先発は日本生命・阿部翔太投手。竜彦は4番センターでの出場です。

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試合は1裏、竜彦のツーベースで日本が先制します。試合開始早々に「台湾まで応援に来て1試合しか見られなかったけど、とりあえず良かった」とほっくりする私。

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続く東芝・金子聖史選手にもタイムリーが続きます。

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↑金子選手のバット投げは縦アングルに限る。

3裏には日本生命・皆川仁選手(写真)、大阪ガス・青柳匠選手にもタイムリーが出て突き放します。

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5表に3点を返されるも、裏の攻撃で竜彦のヒットを皮切りに、皆川選手が2打席連続のタイムリー!

6表から日本はJX-ENEOS・藤井聖投手を送り無失点リリーフ。

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その間にも6裏にNTT東日本・下川知弥選手(写真)のタイムリー、7裏に日本製鉄鹿島・髙畠裕平選手堀越匠選手のタイムリーで着実に加点。

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8表からは、きらやか銀行・小島康明投手が登板、きっちりと抑え続けます。

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8裏には日立製作所・森下翔平選手のホームランも飛び出し、リードは8点に。竜彦もスリーベースヒットを放ちました。

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9表も小島投手が3人で抑え試合終了、日本の圧勝で終えたのでした。

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佐藤竜彦選手はフル出場、5打数3安打1打点の活躍で、本当に応援していて楽しかったです、ありがとう!たっちゃん!!!

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帰国するまで

試合後には多幡さん&竜彦の立教OBホンダ先輩後輩のショットを撮影させていただきました。いつもありがとうございます!

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その後、一緒に観戦していた4人組でご飯を食べに行こうと繁華街の一中街に移動。ここで火鍋を食べたのですが、このメンバーとは帰国後も定期的に火鍋会を開催しています。

そして夕方になったこともあり、すぐ近くの台湾体育大球場でのフィリピンースリランカを見ようと、タピオカミルクティーやら台湾ビールやら調達して球場入り。

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緩い雰囲気だけど、お互いの選手が楽しくプレーしているのを6回まで見て、飛行機の都合、球場をあとにしたのでした。帰りは帰国が重なった現地で知り合った方と、台北・桃園空港まで一緒だったのも楽しかったです。お土産には台湾プロ野球の月刊誌。ちょうど彭政閔の引退特集号で欲しかったのでナイスタイミングでした。

帰国後

翌朝、羽田に到着して帰宅した後は、普通に神宮球場で六大学野球を見てました(笑)この世代は特に思い入れある選手が多かったので、できるだけ秋季リーグ戦を見たかったので、決勝戦の観戦を諦めていたのです。

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↑藤野隼大主将は、翌年ホンダに入社し、多幡さんや竜彦と一緒にプレーすることに。

なお決勝戦の結果は台湾が5ー4で日本を破り優勝、竜彦はノーヒット3三振だったそうな…。何はともあれ台風による大幅な日程変更もしつつ、大会を完遂できたこと、本当に良かったと思います!そして竜彦は打点王とベストナインに輝きました!よっ、アジアの打点王!!

終わりに

4年前に来たときに比べて、日本人のファンの人が球場に増えたなぁと思いました。それだけ台湾に応援に行くことへの敷居が下がったのかな?と思いつつ、やはり社会人野球ファンの皆さんの行動力、フットワークの軽さを実感した遠征でもありました。

今回の渡航では台湾を全然満喫できず、ご飯食べて野球を見ることしかしなかった(あとランニングシューズは持って行っていたので、台中公園でジョギングだけした)ので、次回行くときにはゆっくりと台北や高雄に住む友人も訪ねたいなと思っています。

それでは次回の観戦記も更新をお楽しみに!
台湾編は2017ユニバーシアード編も残っていますので!

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