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【撮影解説】母校凱旋×田中和基

プロ野球選手が母校で試合するって、なかなかないことですよね。
半年前までチームメイトだった後輩を打った試合を振り返ります。

今回の1枚

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【POINT】
・母校立教で監督、後輩の前でヒットを打つ、先輩の姿

【球場】立教大グラウンド
【試合】2017.08.24 プロアマ交流戦
【選手】東北楽天ゴールデンイーグルス 田中和基外野手(西南学院高ー立教大)

【カメラ】Nikon D7100
【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
【設定】300mm ISO500 f/4.0 1/1600s

今回、この写真について書こうと思ったのは、
最新号の週刊ベースボールに立教大・溝口監督から田中選手へ向けた
インタビュー記事
が掲載されていたからです。

今回の1枚のベンチ右奥に写っているのが溝口監督です。
週ベを読んだときに、今回の1枚を真っ先に思い出しました。

撮影想定

東北楽天がイースタンリーグの空き日程を利用して組んだ、
関東遠征での大学3連戦(明治大・白鴎大・立教大)。

田中選手は3試合フル出場、
初戦の明大戦でホームランを放つ活躍もありました。
(※大学4年の優勝かかってた試合で打ってくれ〜笑)

その3試合目、母校立教との試合では2番センターで出場、
立教の先発は全日本大学野球選手権の決勝戦でも先発した手塚周投手(当時2年、現SUBARU)です。

手塚投手は右腕なので、両打の田中選手は左打席に入ることを想定し、
三塁側から撮影することにしました。
背景に立教ベンチを持ってこられるのも良いロケーションです。

球場環境

立教グラウンドは張られているネットの都合、
一塁側からは極めて撮りにくく、三塁側からが撮りやすいです。
個人的にはレフト側から撮るのも好きだったりします。

球場の方角は神宮に合わせて南がホーム、北が外野。
東京六大学では東大以外の5大学のグラウンドが神宮と同じ方角の配置です。

機材設定

今思えば開放でなく、F5.6くらいまで絞って撮れば良かったかなぁと。
写真を拡大したときのパッキリした解像感を得られなかったので。

終わりに

この打席、ファーストベース直撃の適時打で出塁することになります。
後輩みんなして打球の行方を見てるのが背景になって面白い(笑)

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直後にはすかさず二盗。ここの先輩の観察眼と瞬発力はさすが!

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そして馴染みの「新座の外野」のポジションにて。
以前の佐藤竜彦選手の記事でも書きましたが、
背景で「ここがどこだか分かる」を入れると思い出深くなります。

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この日は所用あり、試合前練習や、試合後に後輩と談笑するシーンは見られず残念でしたが、試合中に良いところを見せたシーンを見られて良かったです。

余談ですが、この日は立教大・大東孝輔内野手(当時4年、現 明治安田生命)がレフト上方に張られているネットの上までかっ飛ばす場外ホームランを打ちまして、そのパワーに度肝を抜かれたものです。

この時はまだ知る由もないのですが、田中選手は翌年に侍ジャパン入り、更にパリーグ新人王を獲得。
立教のこの世代は、オリックス・澤田圭佑投手、埼玉西武・田村伊知郎投手、JR東日本・佐藤拓也外野手が大学時代に、ホンダ・佐藤竜彦外野手が社会人で、そして田中和基外野手がトップチームで日本代表に選出され、凄い世代だったなと改めて実感します。

そろそろアジア・ウィンター・リーグや、BFAアジア選手権など、台湾で撮影したときのことも振り返ろうかなと思っています。

更新頻度は若干落ちますが、今後も長く続けていこうと思いますので、
引き続き応援メッセージ、コメントなどお待ちしています(^^)

継続した撮影活動のため定期的に機材の点検修理を行っています。 もし私のご活動をサポートいただける方がいらっしゃいましたら、機材経費に充てさせていただけますと幸いです。