瞳いっぱいに　桃色が映る

雨上がりの桜は　美しい

草地から　薄らと大地が香り

僅かに　冷えた空気は

微風となって　私を夢心地にさせる

ねぇ完成してないね

ねえ完成してないね

でもその未熟さが好きみたい

空

ふわりと私の瞼を染めたの

雲

純真な天使をみせてよ

ぜんぶ見透かされてるのなんて

ほんとは気づいてたよ

とっくにね

不完全なものって

どうして愛おしいの

なんて

どうかしてる

ほんとは気づいてるの

私の生きる歓び

この

この尽きる事のない

幸せと悲しみは

相反する

このゆれる天秤は

私であり自然である

あ