【感想】「アフターダーク」村上春樹

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
そして、いつもお疲れさまです。

表題の通り、村上春樹さんの「アフターダーク」について感想を記しておこうと思います。
※ネタバレは含みませんが、引用が少しありますのでご注意ください。


「記憶は燃料になる」

これが1番印象的な言葉、概念だった。

自分が持っていた記憶、時には忘れてしまいたい、忘れてしまう記憶が、その時の自分を作り、次の自分へ繋ぎ、今を生きている燃料となる、それがなければ生き続けることはできなかっただろう、と。


私たちが生きている世界は、見え方によって全く違う世界にもなり得る。

そして結局他人には干渉はできず、自分の世界を自分が得た燃料で進むしかない。


時には苦しく自分を閉ざしてしまうこともあるかもしれない。

それでも、今日と明日のグレーゾーンを駆けるように、燃えるような、消えるような、そんな記憶を持ちたい。

そして、自分を許す努力をして、長い年月がかかったとしても、自分を生きる、生かす自分にしていくべきだと思った。


是非、読んでみてください。
貴方の1日、これからの夜が、素敵なものになりますように。

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,023件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?