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映画

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映画日記 洋画中心で書きます。
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記事一覧

#19『最高に素晴らしいこと』前に進みたくなったら

あなたの最高に素晴らしかったことは何ですか? この映画の舞台は、インディアナ州の高校。主人公バイオレット(エル・ファニング)は交通事故で姉を亡くし、3か月経っても周りに心を開かない高校生。自殺しようと橋の端に立っていたところをセオドア・フィンチ(ジャスティス・スミス)が助け、そこから物語が始まります。 今回も旅系のお話。バンに乗って、色々なところに連れて行ってくれます。↓(前回の記事もバンを乗り回して、色々なところに行く話。) この映画が教えてくれたのは、 どんな場所

#17『ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ』ベストセラーの裏側とは?

今回は、編集者マックス・パーキンスの話。 『華麗なるギャツビー』を書いたF.スコット・フィッツジェラルドや、ヘミングウェイ、トーマス・ウルフの作品を編集した彼の生涯について描いています。 特にこの映画では、トーマス・ウルフとマックス・パーキンスの友情について描いています。 トーマスウルフの書いた自伝的小説を編集するのは、骨の折れる仕事。マックスは、彼の才能を見出し、仕事を引き受けます。何千枚にも及ぶ原稿を推敲し、赤鉛筆でチェックを入れていきます。 マックスの仕事は、小

#16『バットマン』あなたの正義って何ですか?

あなたの正義って何ですか?私はこの映画を観て、何が正しいのだろうか、と考えさせられました。でも結局、正解がないというか。 バットマンとジョーカーは自分の正義を果たすために、敵を倒していきますが、『バットマン』を見ただけだと、バットマンがヒーローということになります。でも、ジョーカーにも笑顔の裏に隠された何かがあって、正義を貫いているのではないかなあと感じました。おそらく、それが『JOKER』で明かされていると思うのですが、、、(まだ見ていません笑) 最後は、少しモヤモヤし

#15『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』今日はスターウォーズの日!

May the force be with you フォースと共にあらんことを 今日は5月4日。May 4thということでスターウォーズの日! 原点に戻ってエピソード4を観ました! エピソード7,8,9を見た後に、もう一回戻ってくると、また違った見方ができるなあと思いながら見てました。 ダースベイダーの声がジェームズアールジョーンズってことを海外ドラマThe Big Bang Theoryで知って、そこも注目しました。(アメリカのニュース番組CNNの番組コール”Thi

#14『50/50』5年以内に死ぬとしたら何をする?

普通の生活をしていて、突然がん宣告をされたらどんな気持ちになりますか?私だったら、平常を装って、心の中では葛藤しかない状況になると思います。主人公アダムは5年以内の生存率が50%の癌を患います。 この話は、セス・ローゲンの親友の脚本家ウィル・ライザーの実話を基にされています。 親友のカイル役セス・ローゲンの言葉には、 ・友人としての温かさ ・遠慮のなさ(いい意味で) ・芯をつくような言葉の数々 があると思いました。ユーモアと、ペーソスが混じりあうからこそ、カイルは

#13『ピッチパーフェクト ラストステージ』キャリアと仲間、どっちを選ぶ?

今回の映画はピッチ・パーフェクトシリーズ最終章の『ピッチパーフェクト ラストステージ』。ベラーズの古株は大学を卒業し、社会人に。もう一度、ベラーズのメンバーで歌うことになり、最後の舞台はヨーロッパ。彼女らは飛行機に乗って、飛び立ちます。 冒頭の10分のところで、見たことがある顔が、、、 なんとディズニーチャンネルのドラマ、ハンナモンタナに出ていたモイセスアリアスがPimp-Lo役として、登場していました!!! 最後のベッカがソロで歌うシーンは、鳥肌が立ちました。ループペ

#12『ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから』 言葉にするとは

"Love is simply the name for the desire and pursuit of the whole"- PLATO "In love, one always starts by deceiving oneself... and ends by deceiving others. That is what the world calls a romance."-OSCAR WILDE 冴えない主人公エリーは、成績優秀。彼女はクラスメートのレポー

#11『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』絶望から得る何かとは?

世界に衝撃を与えた9.11。少年オスカーはこの事件で、父を亡くします。父が遺したものは、一つの鍵。オスカーはその鍵の正体を探るべく、少年が1人でニューヨーク中を歩き回ります。その過程で、たくましく成長していく物語です。 彼は、一つ一つ怖いと思っていたことを克服していきます。 ・人と話すこと ・地下鉄に乗ること ・壊れかけた橋を渡ること ・知らない人の車に乗ること など 彼は、旅を通して、あることに気づきます。 I'm even glad to have my d

#10『恋とニュースのつくり方』頑張っている大人女子に

レイチェルマクアダムス演じるベッキーは、突然会社を辞めさせられてしまいます。彼女は、何十社もの放送局に履歴書を送ります。そこでibcというテレビ局から電話がかかります。面接は失敗。しかし、情熱に圧倒されたプロデューサーは彼女を採用します。 ibcのニュース番組のチーフとして、番組をまとめることになるのですが、各部署のチーフは言いたい放題。全員がベッキーに意見を求めて、彼女はパンクしてしまいます。しかし、持ち前の仕事の速さで、次々と解決していきます! この映画から学んだこと

#9『最高の人生の見つけ方』死ぬまでにしたいことは?

The Bucket List、原題を日本語に訳すと「棺桶に入るまでに成し遂げたいことリスト」かなあと思います。 あなたの死ぬまでにやりたいことはありますか。そんなことを考えさせられる映画です。私は前の記事でも書いたように、世界一周することです。カッパドキアの気球に乗りたいです。特に自然を感じたいなと思ってます。 意外と忙しい毎日(今はそうでもないけど)を過ごしていると、何のためにしていたんだっけと一度立ち止まることがあると思います。そんな時にこの映画を観たら視野が広がる

#8『ミッドナイト・イン・パリ』夢を見よう

芸術の都、フランス・パリ。この映画はお洒落な音楽と共に美しいパリの風景から始まります。ベルサイユ宮殿やモネの池など観光地も出てきます。 主人公は小説家のギル。1920年代を夢見るノスタルジー作家。夜の12時を過ぎると黄金時代と呼ばれた1920年代にタイムスリップをします。 現代に生きる人(ギル)は1920年代に恋をし、1920年代に生きる人は、ベルエポック(19c末~1914頃)に恋をする。いつの時代でも昔を羨ましがって、「もっと前に生まれたかった」と人々は口にします。

#7 『ウォールフラワー』自分と向き合う青春映画

私が初めて観たとき、中学2年生だった。友人と映画館で観たけど、正直言って、私にとってみるのが早かったらしい。映画が終わった後、話が分からなかった。主人公の葛藤や、考えていたことが何も共感できなかった。未熟だったなあ自分。 大学生になり、もう一回見た。痛いほど、主人公の気持ちがわかる。それは実際に体験したからではないかと思う。高校・大学に入り、色々な人々と出会ったおかげで、考えられるようになったのかもしれない。 特にローガン・ラーマン演じるチャーリーのカセットテープの選曲が

#5 『マダム・イン・ニューヨーク』新しく一歩を踏み出したくなる映画

英語が初心者で、海外に出たいけどまだまだ。第1外国語に一歩踏み出したい人にとって、勇気をくれる映画です。(私もその一人でした!) この映画を観たのは、高校2年生のとき。文法は習っていたけれど、すらすらしゃべれない。そんなときに、先生が授業で流してくれました。 主人公は、インドで暮らすインド人主婦。ある時、突然ニューヨークに飛び立つことになります。英語が分からない彼女は、ニューヨークに着いた後、英語が話せる親戚のところに長期間滞在します。 そこで彼女は、家族の誰にも知られ

#6『ターミナル』外国語ってこう学ぶのかもしれない

主演はトム・ハンクス。彼の映画にはいつも彼の優しいキャラクターがあふれ出てるものが多いかなと感じています。『The Big』『フォレスト・ガンプ 一期一会』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は、お気に入りなので、今度書きたいと思います。 本題に戻って、『ターミナル』は字のまま、主人公ナボルスキーがアメリカに入国できず、祖国にも帰ることができず、空港内に住みつく(空港内に閉じ込められる)話です。 最初、ナボルスキーの英語は、初心者以下。そこから、彼がどのように英語