見出し画像

#7 『ウォールフラワー』自分と向き合う青春映画

私が初めて観たとき、中学2年生だった。友人と映画館で観たけど、正直言って、私にとってみるのが早かったらしい。映画が終わった後、話が分からなかった。主人公の葛藤や、考えていたことが何も共感できなかった。未熟だったなあ自分。

大学生になり、もう一回見た。痛いほど、主人公の気持ちがわかる。それは実際に体験したからではないかと思う。高校・大学に入り、色々な人々と出会ったおかげで、考えられるようになったのかもしれない。

特にローガン・ラーマン演じるチャーリーのカセットテープの選曲がとても良いのである。特にデイビッドボウイの「ヒーローズ」。エマ・ワトソンが両手を広げて高速道路を疾走するシーンは美しい。何回でも再生したくなる。

この映画は「好き」とは何かを提示してくれた映画だと思う。ヒトでもコトでもモノでも。真摯に向き合うことで、信じることができたり、受け入れることができたり、逆に傷つけてしまったり。そんな中で向き合い続けたら、何かを得ることを教えてくれた。

この映画でタイプライターは主人公のクリエイティブさが光る道具だと思う。彼のクラシックな雰囲気とクリエイティブさがマッチして、性格を表していると思った。少し前の時代を連想させるような音楽だったり、レコードとつながる部分がある。

私もこの映画を観て、タイプライターで文章を書いてみたいという衝動にかられたのも事実である。映画見るときも、クリエイティビティに心惹かれるらしい。こうやって思っていることを書いていると、自分が「書くこと」が好きなんだなあと改めて感じる。

この映画の監督、スティーブン・チョボスキーは、ミュージカルのDEAR EVAN HANSENの実写版の監督に抜擢されているという噂を聞いた。青春ミュージカルを実写化するなんて、とても楽しみ。

もしこの記事を見てくれた方は、スキボタンを押してもらえると嬉しいです:)

今後の創作活動に充てたいと思います。(特に抽象画を描いていきたいです!)ぜひ応援宜しくお願い致します!!