見出し画像

新竹市立動物園、思い出の遊び場

「新竹市立動物園」が昭和11年に開園し、台湾では一番古い動物園です。場所は新竹公園です。駅から少し距離があるから、徒歩より車のほうがおすすめです。

新竹市立動物園は新竹唯一の動物園で、子供の頃、よく家族と一緒にここに遊びに来ていました。記憶の中で、この動物園はとても狭くて飼育環境もボロボロしていました。また、種類も少なくて、みんな一人ぼっちで檻に寂しそうに閉じ込められていたようでした。

しかし、2017年に政府が改造計画を推進し、2019年に再開しました。リニューアル後の動物園は活気が満ち溢れ、入場者数も大幅に増えました。わざわざ撮影に来たYoutuberもいるそうです。現在新竹で最も人気のある観光名所だと言っても過言ではないです。

入場料が50元で、入口の隣の販売機で購入できます。正面と裏の入り口がありますが、両方とも入場券は販売されています。裏の入り口なら、開園当時のまま保存されています。コンクリートで作られた象とライオンの像は精巧な作りが特徴です。一見すると、昭和時代の技術レベルの高さに驚かされます。チケット販売口も昭和の香りが残り、レトロでノスタルジックな雰囲気です。(裏の入り口のほうが人が少ないため、写真を撮るのが便利ですよ)
裏の入り口から入ると、目の前に現れたのが丸形の噴水です。これも開園当時に造られた施設です。

新竹市立動物園は超ミニ動物園で、21種の動物しかありません。この中で、一番人気が集まるのがカバです。このスーパースターの名前は「楽楽」。普段水の中で寝るため、写真が撮れるかどうかは運次第です。どうしても見たいなら、朝10時の食事の時間帯に来てください。餌を食べた瞬間が見られるかもしれませんよ。楽楽は一日中60キロの草も食べられるので、フンの量が多いです。そのため、繊維が豊富なフンは、環境に優しい「エコ用紙」の原材料として使われています。

次の見どころは「台灣獼猴(タイワンザル)」です。台湾の唯一の霊長類野生動物であり、平地から標高3300mの山まで暮らしています。昼行性で、数頭から数百頭の群れを形成して生活します。よく見かける仕草と言えば、仲間同士で毛づくろいをする行動です。友好関係を示し、親愛の挨拶です。

新竹市立動物園は再開前と比べると、動物との距離が近くなり、散策の道路も広くてきれいになりました。草食動物や小動物がメインですが、癒し効果が抜群です。動物園周辺の和風木造建築も昔のまま保存されていて、現在はカフェやレストランとして運営されています。休みの日に、家族と一緒に動物園を満喫してから、喫茶店でリラックスするという過ごし方はいかがでしょうか。

新竹市立動物園 
アクセス:新竹市東區食品路66號
営業時間:9:00~17:00



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?