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04.プロローグ・レース スタート(ロリアン-タンジェ)

Globe40のプロローグ・レースがスタートした。スタート地のロリアンはMILAIのホームポートがある街だ。Globe40は6/26にモロッコのタンジェを出発して始まるが、そこまでの移動が前哨戦「プロローグ・レース」として行われる。

レーススタート前


レース前には最後の船の整備や食糧の買い出しなんかを行なう。レース委員会による各種ブリーフィング(安全のためのセキュリティ・ブリーフィングや、風や天気の分析が共有されるウェザー・ブリーフィングなど)も、合間に開催される。レース委員会からは、「みんなで無事に世界一周しよう」と話があったそうで、チャレンジでありながら無謀にならないように配慮がされていると感じる。

ウェザー・ブリーフィング。ヨットでとにかく重要なのは風と潮流。

(写真は Globe40 Facebook より)

Team MILAI のレース直前の様子を知るには、中川選手の社内インタビュー動画がおすすめ。

【プレミア公開】PA CaMPFIRE #101 MILAI101 ”Koji Nakagawa”
https://youtu.be/oJObIClNFMc

コスキッパーの中川選手は、実はPHONE APPLI という会社の取締役副社長、現役バリバリのビジネスパーソンである。

中川紘司選手 Facebook

社内の人向けということもあり、ヨットに馴染みがない人にも分かりやすく解説してくれているし、質問も、ビジネスの世界で生きている人がヨットに出かけるとこんな感じになるのか〜!というのが垣間見れて面白い。権限移譲の話とか。上長が自分の好きなことにチャレンジしているのって、とてもいいと思う。

レースの前日には、スキッパーズディナーという名の、立食パーティーが開催された。20時スタートのはずだったが、スタート時間に他の船のスキッパーたちの姿は皆無、みんなまだ明日に向けての準備をしていたようだ。前日だし、まだまだ明るいもんねぇ(ロリアンはこの時期、陽が沈むのは22時近い。20時だとまだ全然明るい)。

他のスキッパーを待つ間にヨットゲームを楽しむMILAIの2人

ちなみにパーティーは Cité de la Voile Éric Tabarly という、ヨット博物館で行われた。ここはヨットに特化した体験型の博物館。楽しい。ロリアンを訪れることがあれば、是非足を運んでみて欲しい。

参考: 

フランス・ロリアンのオフショア基地、ラ・バースへ潜入!(BULKHEAD magazine)

レーススタート


そして2022年6月11日13時過ぎ。いろんな人に声を掛けられながら、MILAIが出航。ヨットレースは大体スタートラインが沖にあり、今回は15時のスタートに向けて港を後にした。目指すはGlobe40のスタート地点、タンジェ(モロッコ)だ。

MILAI 出航の様子(Instagram)

スタート時の海面

Photo © Jean-Marie LIOT

写真は公式サイトより

レーススタート後、ロリアン側からの様子。ボートの向こうに見えるのはグロワ島。スタートラインはロリアンとグロワ島の間に引かれた。
グロワ島を超えていくトップ3艇

トラッキング


こちらからトラッキングを見ることができる。フランス時間6/13 02:00a.m. (日本時間6/13 09:00a.m.) MILAIはトップを快走、ただしめちゃめちゃ吹いてるはず。

プロローグ・レースでMILAIはトップを快走中。


トラッキング
https://www.globe40.com/en/map-tracker/

オンラインイベントあります


本番レーススタート前に現地からオンラインイベントを開催するそうなので、お時間の合う方は是非。頂くエールがとても力になるそうなので、ヨット良く分かんないしな〜という方も、元気与えてやるぜ!のノリでどうぞ遠慮なく!

スタート前オンラインイベント
6月25日(土)
日本時間19時~20時

👉参加用リンク(Cisco Webex ウェビナー)
https://pacd.webex.com/pacd/j.php?MTID=m520908f7be8edd0242e08def40882d25
※リンクから入れない方はこちら
https://signin.webex.com/join
ウェビナー番号: 2516 559 5734
パスワード: milai101

⁡おまけ(スキッパーズランチ)


この日の日本人スキッパー2人のお昼ご飯はおにぎり。直前に、コンカルノーの鰹節工場から、できたての鰹節をエールと共に届けて頂いた。MILAIの活動を側で見ていて嬉しくなるのは、こういった、エールを頂く瞬間に立ち会えることだ。頂くエールはいつも、あたたかく柔らかな色を帯びているように感じる。本当にありがたい。

おにぎり。食品の規制により、ヨーロッパでは日本の鰹節を売ることができない。この鰹節はフランスのコンカルノーで作られたもの。
コンカルノーにある鰹節工場。通常枕崎では作業が分業制だそうだが、ここコンカルノーでは1つの工場の中で一連の作業ができるように組まれている。「枕崎フランス鰹節」は、枕崎水産加工業協同組合をはじめとする関連企業が取り組むプロジェクト。

枕崎フランス鰹節


#ヨット #世界一周 #旅 #応援 #外洋セーリング #フランス

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