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可視化される熱量#003:教育が変化すると地域は...

「教育を通じた地域の活性化 ~最後尾から最先端へ~」

ぼくが地域やまちといった分野のなにかしらに関わるようになって2016年で約6年経過しましたが、最近「教育」が企画や課題を考えるときに必要な構成要素と感じる事が増えてきました。教育という言葉だけ聞くと「アカデミック」なことから「家庭内しつけ」まで色々な意味があります。今回は「学校教育」が変わると「地域」がどの様に変化するのかという切り口から考えてみたいと思います。

「可視化される熱量」を書くきっかけになったセミナー「地方ビジネス最前線シリーズ」も2016.12.14(Wed)の第四回をもって最後となります。島根県立隠岐島前高校魅力化プロジェクトをはじめとして、教育を通じて地域活性に取り組まれている藤岡慎二さん(株式会社Prima Pinguino/代表取締役)をゲストにお呼びします。

海士町はまちづくりや地域活性の文脈で取り上げられる事が多く、島内でも色々なプロジェクトが立ち上がっていて、ここで説明しなくてもいいぐらいとても有名です。そんな海士町の数あるプロジェクトの中でも有名な「島前高校魅力化プロジェクト」に関わっていたのが藤岡さんです。


Fig.1 海士町の検索時の年代別ヒット数の可視化


上述のように文字の羅列だけだと面白くないので、Googleで「海士町」と検索した時の年代別のヒット数を可視化してみました(※1)、Fig.1です。インターネットが普及し始めた初期の頃は「海士町」と検索しても行政のHPやタウンページなどしかヒットしません。しかし、2004〜2009年には町の施作が動き始めたり海士町のまちづくりキーパーソンが参画したり移住したりした時期です。検索でも「島のお店」や「ネットショップ」と言ったものが増加します。第四次海士町総合振興計画がグッドデザイン賞を受賞し始めた2010〜2012年あたりに検索されるページとしては「なぜか勝ち組若者が移住してくる...」や「海士町へ移住をお考えの皆さまへ」、「島根県隠岐郡海士町 - TBSがっちりマンデー!!」が多くなり、既にまちづくり事例や移住先として認知されている様子がわかる。

以前のコラムでも書きましたが、「青春時代までにどれだけ地元で原体験をつくれたか?」が子供達にとってはとても大切だと思います。この原体験をつくることによって地域への愛着がわき、地元に残ろうがUターンしようが、離れようがその人にとってはかけがえのない場所になりきっと心の中に「地元を思う」場所ができるはずです。

2016年12月14日(Wed)は藤岡さんに、「教育が変化すると地域は...」どのように変わるのか?ぜひ疑問をぶつけてみたいと思います。


「地域ビジネス最前線:地域のまちが可能にする、人生の実験と創造」

日時:2016年12月7日(水)19:00〜21:30
ゲスト:藤岡慎二氏
    株式会社Prima Pinguino 代表
住所:CAFE SALVADOR BUSINESS SALON
   東京都中央区日本橋茅場町1-5-8 東京証券会館1階
   茅場町駅8番出口直結
   http://cafe-salvador.com/

参加申し込み:http://local-syukatsu.mhlw.go.jp/seminar/localbusiness-20161214/


※1:Googleのヒット数検索だけでは精度が落ちるので、検索ワードに検索したいワード以外の数字を
   6桁入れ検索したものと比率を比べ指数換算したものを使用

写真出典:http://www.nettam.jp/column/olympic-paralympic/6/


鳥羽真(Shin TOBA)場のデザイナー・木造建築家/LikeBlaRe:主催

名古屋市生まれ。岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオ卒業。愛知学院大学情報社会政策学部卒業後、(株)八幡ねじにて技術営業職にて大手メーカー担当。退社後、岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオ、京都大学院生存圏研究所生活圏構造機能分野研究生、同研究所技術補佐員を経て、設計事務所勤務とコンサルタント事務所に参画、木造建築物の設計や滞在型の農園開発、首都圏での農作物の販売等に従事。2012年11月に独立。現在はデザイン事務所、Like bla re: 主宰。中央区の森環境ふれあい村推進協議会協議委員、NPO法人日本橋フレンド理事、任意団体石巻・川の上プロジェクト副運営委員、農林水産省6次産業化中央プランナー、独立行政法人中小企業基盤整備機構TIP*Sアンバサダー、厚生労働省委託事業地方人材還流促進事業事業推進員、ライフスタイルデザインユニットkitökiö(キトキ)等を歴/在任。

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