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東京湾フェリーで遊覧(日記)

私は海が大好きだ。
しかし社会人になるまでは海に縁がなく、憧れは膨らむばかりだった。
今住んでいる神奈川では、湘南と三浦で表情の異なる海辺を楽しむことができる。(他にもあると思うが、私のお気に入りは江の島周辺と三崎だ。)

今日は天気がよかったので、ふと思い立って海の成分を補給しにいくことにした。
折角なので初めての海を味わおう。
そこで、久里浜に行き東京湾フェリーに乗ることを思い立った。

京急久里浜駅で降りるのは初めてだ。
駅を出ると目の前にフェリー乗り場へ向かうバスが停まっており、スムーズ過ぎるくらいスムーズだった。
次回はレトロで落ち着く街並みを楽しみながら徒歩で行ってもいいな。

開国橋、ペリー記念碑など情緒のあるバス停を経由しながら10分。フェリー乗り場へはあっという間だった。非日常の風景に胸を躍らせて、黒船のようなフェリーに乗り込んだ。一番上のデッキへ出ると、空と海の広さに心がしんと鎮まる。

黒船から出てくる車たち
出港前の久里浜港

15時25分、出港。
ジェット機のような速さで進む珍しい船、遠くに横浜の街。足下にはシュワシュワ泡立つ青い海。一人でいても、つい笑顔になる。

ジェット船と虹色の軌跡

40分ほどで、千葉県の金谷港へ着岸した。
私は下船しないで久里浜へ戻る遊覧チケットを買ったのだけど、多くの人は降りていった。みんなはこれからどこへ行くのだろう。
私は電車しか乗らないので、千葉は遠いイメージがあった。しかし海から行けば実はとても近い。船から見下ろす南総の町に、ワープしてしまったかのような気持ちになる。
停泊している20分間、どこかノスタルジーを感じる港を眺めて過ごした。

神奈川-千葉間の最短ルート
ただいまって言いたくなる金谷港

やがて、金谷から久里浜へ向かう乗客が乗り込み、往路よりも船が賑やかになった。日が落ちてきて空気が冷たい。帰りは暖かい船内で座ることにした。
約35分で久里浜へ帰港。
1時間半くらいの短い船旅ながら、心が洗われるようで大満足だった。
金谷港で降りて旅行するのも楽しそう。
リフレッシュの引き出しが増えた1日だった。

夜になる直前の紫



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