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#9 落ち込んだ時の処方箋/及川恵子

いまだに『SEX AND THE CITY』から元気をもらう38歳の女

こんばんは。

世の中は賑わいある連休のようですね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さてさて、「落ち込んだ時の処方箋」がテーマの今回。

いろいろと考えてみると、私が落ち込んだ時は、
「おいしいものを食べるか」
「美しいものを見るか」

が原則かもしれません。

噛みごたえのあるかったいステーキ肉を食べること。
餃子の王将で天津飯に春巻きを付けちゃうこと。
推しのパフォーマンス動画を見て「うっわ…♡」となること。
モデルの櫻井貴史さん(めちゃくちゃイケメン)のYouTubeチャンネルを見て目の保養をすること。

そうしてなんとか自我を保っている今日この頃です。

でも、それはここ最近のお話。

「今までどうやって私は立ち直ってきたんだっけ?」と考えた時に、そういえばずっと支えられてきたものがあったなあと気付きました。

それが、『SEX AND THE CITY』(以下 SATC)でございます。
(Amazonプライムビデオで全シーズン観られるよ!なんていい時代)


SATC、ご覧になったことはありますか?
お洒落大好きコラムニストのキャリーと、弁護士で負けん気の強いミランダ、PR会社社長で性に奔放なサマンサに、アートギャラリーに勤めるお嬢様気質なシャーロットが登場する、かつてとても人気のあった海外ドラマです。
このドラマを見ていた20歳くらいの私は、キャリーが着こなしている服や靴にときめいたり、男社会の中で仕事とプライベートに葛藤するミランダに「が、がんばれ…!」と心の中で応援してみたり…。
ストーリーのおもしろさだけじゃなくて、仕事に生きること、女性が豊かな知性を持つことの素晴らしさを学んだような気がします。

こういう類のドラマは何故だかキラキラしただけの中身のないドラマだと思われがちですが、まったく性格の異なる女性4人が交わすウィットに富んだ会話が私は本当に大好きでした。そして今ではキャリーと同じく、Mac bookに向かって文章を書く仕事をしているのだ、と思うと感慨深い。「いつかいい女になれたらマノロ・ブラニクのハイヒールを買うぞ」と、人生の目標を与えてくれたのもこのドラマでした。

ドラマ本編はシーズン6まで、そして2本の映画が制作されるという多くの人に愛されたこの作品ですが、私が落ち込んだ時に必ず見るのが、

シーズン4-エピソード2「素顔のままで」

というお話です。

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2. 素顔のままで
(Amazonプライムビデオのエピソード紹介文より一部引用)

キャリーがチャリティーのファッションショーに出演することになった。ライターの自分がモデルに交じってランウェイを歩くなんてとんでもないとアセる。ショーの当日、キャリーは大コケするが、失敗しても立ち上がる自分を見事に表現して大喝采を浴びる。

「失敗しても立ち上がる」という言葉、自分を奮起させる時に使う言葉の中でも紋切り型の極みof極み、という感じがするけど、それをお茶目に表現しているキャリーがかわいくってかわいくって…。
それに、転んでしまったキャリーが笑顔でランウェイを後にするんですけど、その表情を見ると、なんかちょっとだけ心がスッとするというか。
「あ、なんか私も頑張ろ」って素直に思えるのです。
「あーー、明日も面倒なこといろいろあるけど頑張ってみようかなーー」って。

小さなことだけど、それが積み重なって、大きくなって、今も落ち込んだ時に力になってくれているような気がします。

SATCがもう20年前のドラマだから、その間ずっと支えてくれているのか…と思うとちょっと感慨深いなあ。

あ、この後推しがテレビ番組でパフォーマンスするようなので、そっちでもまた元気もらってきます!!!!
正座して見ちゃお〜〜〜♡♡

及川恵子