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「のど自慢」に出場する人たちの人生を勝手に想像してひとりで泣く女

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マガジン

  • 鬱屈と退屈に抗う読書感想日記

    地方都市に住む女の読書記録。 寝ている時以外、ひたすら本を読んでいたい。 noteに読書感想文をアップし続けたらどんなことが起きるのか。お試しです。

  • 掘ル|私たちの往復書簡

    • 296本

    掘ルのメンバー3人による手紙のやりとり。 毎週ひとつのテーマに沿って、ああだこうだと、思いの丈を書き記します。 手紙に記された言葉のあちこちから、掘ルの中にいる私たちの姿かたちや心の機微を、思い描いていただけたら。 月曜:及川恵子、水曜:泖、金曜:くろさわかな の週3回更新です。

  • 腹の底

    心の中じゃなく、腹の底からの言葉を。 コラムのようですが、面倒な私の自己紹介のようなものでもあります。

  • 掘ル|むだ録

    • 4本

    「むだ録」は日々の気になることを記録します。無駄こそ尊い!掘ルと一緒に無駄をもっと楽しみましょう。気が向いたときに更新しています。目標は月1回ペース。

最近の記事

夢を与える/綿矢りさ

読んだ瞬間から始まる、“阿部夕子”のカウントダウン。 冒頭から明らかに明るい未来はないとわかっていながら、「母親からつながった人間関係のヒビが、どうかゆうちゃんには届きませんように」と願いながら読んだ。 (そしてページをめくるたびにお腹の中がぞわぞわしてくる感じに、「私は“人の不幸は蜜の味”を楽しむ人間なのか…?」と自分に嫌気が差す) 自分の人生を、 芸能人としての阿部夕子も、ただの阿部夕子としての十代も、必死に掴み取ろうとしただけな

    • #99 歌舞いていこうよ

      小さく仕込め、赤 「歌舞く」という粋な行為に縁遠い人生だったと思います。 特に個性的な衣装を好んでいたわけでもなく、誰かが設えたかっこいいor かわいいものを選び取り、風変わりだの変わっているだの言われることのないこれまでだったな、と今、振り返っています。 服も、メイクも、インテリアもそう。 私は個性のない人間で、誰かの考える“いい”をなぞって生きてきましたし、きっとこれからもそうして生きていくのだと思います。 (そこに自分なりに多少のアレンジは加えれど、ね) だからこそ

      • #98 生きていてよかった

        喜べ、12歳の私 先日、とあるバンドのライブを取材してきました。 いつも担当しているライターさんがコロナに感染してしまった、とのことで急遽お声をかけてもらったこのお仕事。 私が小学生の頃から大好きで、そして今でも大好きなバンドがメインになった小さなフェスのようなライブで、二つ返事で快諾したのは言うまでもありません。昔も今もかっこいいバンドのライブを私の言葉で表現できるだなんて。こんなチャンスが目の前に現れるなんて。 この時、思ったんです。 「あーーー!!!!マジで生きて

        • #97 冷めるスイッチ

          私の脳、ふざけんなよ 今まさに、冷めまくっています。 私のだらしなさに。そして、自分に。 2週間ほど前から自分への冷めるスイッチが押し込まれたまま、戻りません。直る見込みもありません。 「私が冷める時ってどんな時だろな〜」と考えていた当初は、NHKの朝ドラ「ちむどんどん」のことを思ったんです。 「ちむどんどん反省会」というハッシュタグで毎朝Twitterが盛り上がっているようですが、たしかに何かと暴力が多い演出や、料理人のストーリーなのに食材を無駄にする演出が多くてまさ

        夢を与える/綿矢りさ

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          1本
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        記事

          #96 めでたい

          大きくなったね 甥っ子のあらゆる成長に、めでたさを感じます。 もうすぐ4歳になる甥っ子は、ウルトラマンや仮面ライダー、戦隊モノにどハマり中。 さらに新幹線や車の種類もどんどん覚える中、今の彼の頭の中はきっといろんな情報で溢れているんでしょうね。 40年生きている私ですら知らないことがこんなにあるのか、と唖然としてしまうくらい、情報量のすごさに驚かされることがあります。 (東北新幹線はやぶさのE5系とH5系の違いなんてそら知らんわ) そんな内面の成長にめでたさを感じること

          #96 めでたい

          #95 NO!

          できればムカつかずに生きたい 「私ってば本当に心が狭いなあ…」と自分が嫌いになりつつ、デパートやスーパーの出入り口付近にずっと立っていたり、道の真ん中を塞ぐようにたむろしていたり、エスカレーターを降りた途端になぜか立ち止まる人がどうしても苦手です。 周りが見えていないのだろうか…というか、ただただ一歩だけ横にずれてさえくれたらみんなハッピーなのに、どうして…あなたは…、という感じ。 そして、 車の運転が荒い人も苦手。 大勢の前でわーわー大声をあげる人も苦手。 3ナンバー

          #94 禁断のレシピ

          プロに任せよう! 自分でいうのもなんですが、わたくし、料理をするのが好きで、しかも上手なんです…。 目分量で調理はしないし、レシピもしっかり読んでから作るし(時々大事な箇所を読み飛ばして呆然とすることもあるけど)、「これを入れたほうがもっとおいしいんじゃないか?」みたいな冒険もしない。 だから、あー失敗しちゃった、みたいなことはあんまりないんです。 むしろいつも料理が完成して味見をするたびにおいしすぎて引くほどです。 今日だって親戚から大量に届いたトマトで最高においしいトマ

          #94 禁断のレシピ

          #93 行けるっちゃ行けるけど

          狩ってみたい お隣に山形や福島というフルーツ王国があるというのに、フルーツ狩りに行ったことがありません。 行けるっちゃ行けるのに。 道の駅や果樹園がオープンさせている販売所でフルーツを買ったことなら今まで何度だってあります。たぶん今年も買いに行くでしょう。 だけど、“狩り”はない。 行けるっちゃ行けるのに。 さくらんぼの季節になると山形へと続く48号線には「さくらんぼ狩りに向かう車で渋滞します」という案内看板が立てられるのですが、それを見ると少し心が躍るんですよ。 「あ、

          #93 行けるっちゃ行けるけど

          #92 印象に残る広告

          ADまみれの中で 安倍元首相の事件の直後、多くのテレビCMがACジャパンに差し替えられていたことで東日本大震災の直後に流れ続けたCMのことを思い出していました。「ポポポポ〜ン」のアレです。私は正直、震災後の不便な生活の中であのCMを見ることが何よりも苦痛でした。本気で頭がおかしくなるかと思ったほどです。 そんなことを思いながら、広告についてぼんやりと考えていた今日この頃。「あ、私そういえばあの広告好きだったな」と思い出したものがあります。 それがこれ。 ビルの屋上に設置

          #92 印象に残る広告

          #91 読書の夏

          信念とは? ここ最近あまり読書ができておらず、かと言って積読が増えるわけでもなく、本とは距離を取る日々です。どうしてなのでしょう。外に出る時だっていつもは文庫本を持っていくというのに、「あーん、なんだか読む気にならないんだよねえ」と本にはお留守番をお願いしてばかり。雑誌「ダ・ヴィンチ」をパラパラとめくっておもしろそうな本に目星を付けるものの、だからと言って購入するわけでもなく…。読書体力が低下中です…。 というわけで、今回は漫画で勘弁してください…。 前にもこのnote

          #91 読書の夏

          #90 サマー・バケーション

          大自然が呼んでいる 梅雨が明けた途端、夏が容赦なく自己主張をしてきてまいっちまいますね。 夏生まれ&夏大好きな私もこれにはドン引き。 でも、強引に夏に連れて行かれるこの感じは嫌いではありません。 そんな今年の夏は、アクティブに動きたくてソワソワ。 まずは、夏が来るたびに長年やりたいやりたい、やりたいと思い続けていたSUPに挑戦したいと思っています。 できれば友達を誘って行きたいと思っていたけど、友達がいないのでもうひとりで行きます。体験教室にひとりで行ってやる。 体幹も

          #90 サマー・バケーション

          #89 マイ ベスト 麺

          塩分が恋しい いやあ、暑いですね。 夏生まれの私が輝く季節がジリジリ言いながら近づいているのを感じますが、さすがに6月にこの暑さは参ってしまいます。 ここ最近、1年の流れが (春)梅雨梅雨梅雨梅雨夏夏夏夏夏夏夏(秋)冬冬冬冬冬 のように感じます。 過ごしやすい日って、1年にほんの少ししかないのでは? そして梅雨なのに真夏日ときた。 こうなってしまえば、麦茶と冷たい麺を欲してしまいます。 そうめんだの冷やし中華だのの出番じゃないですか。ああ、ざるそばもいいですね。 山形の

          #89 マイ ベスト 麺

          #88 父の日・母の日

          何が欲しい? 父は15年ほど前に他界していますが、それ以前を遡ってみても父の日の出来事がまったく思い出せません。 何をプレゼントしたのかわからない。 どんな日を過ごしたのかもわからない。 いや、シャツとか靴下とかあげたのかな。 もう何もかもがわかりません。思い出せない。 となると母の日の思い出です。 これもごくごく普通の、どストレートな、ありきたりなプレゼントを贈ってきました。 洋服、旅行、ちょっといい食事、母の日のデコレーションを施したケーキ。 そんなもんです。 という

          #88 父の日・母の日

          #87 納得いかねぇ

          挙げたらキリがない 納得いかないこと、たーーーーっくさんあります。 今日だって、イラレのサブスクを解約しようとしたら画面に「解約手数料 9,000円」と表記されて「納得いかねえ!!!!」と思いましたし。Adobeってマジでヤクザ。 というかそもそも全然市民に向き合おうともしない政治に納得がいかないし、私の右足の小指の爪が全部剥がれてしまったことも納得がいかない。今日は左手の小指の爪も欠けたし。爪トラブル多い私なんなの。 ちょっと筋トレをサボるとすぐにいなくなる筋肉にも

          #87 納得いかねぇ

          #86 いま、心待ちにしていること

          早く彼女たちに会いたい 5月27日、金曜日。 ついに…ついについについに「ストレンジャーシングス」の最新シーズンが配信されます!!!!! きゃーーーーーー!!!!!!! 2019年にシーズン3が終了してから、どれほどこの時を待っていたことか…!!!!! 愛と勇気と友情のストーリーと、UP SIDE DOWNの世界で起きる恐ろしい出来事がその後どうなったのか、そしてイレブンをはじめあの登場人物たちはどんな少年少女に成長しているのか…。ホッパーはどこに行ったのか…。そんなこと

          #86 いま、心待ちにしていること

          #85 リピ買いしている地味にいいもの

          夏限定全身激冷冷液 「本当におまえが欲しいものなのか?」と問われたら「うーん」と唸ってしまうし、これがなくても全然生きていけるのに、私が真夏に毎年リピ買いしているものがこちら。 暑い日のお風呂をから出るその前に。 全身に塗ってシャワーで流すだけで全身が冷え冷えになる液です。 「スーパーエクストラクールジェル」なんて仰々しい名前がついていますが、その通りスーパーエクストラクールです。真夏のお風呂上がりなのに寒い。寒い通り越して冷える。なんかヤベぇもん入ってんのか?ってなく

          #85 リピ買いしている地味にいいもの