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アメリカネオンの原風景 -都市編-①

ここからは、フランスで生まれ、アメリカに渡り、独自の発展を遂げた素晴らしいネオン達の写真がたくさん!見応えがあって楽しい!

Neon sions and symbols were the light of the American Dream. On highways in center cities along desolate stretches of our landscape, neon was the electric pen with which we traditionally signed our identity with products, services, and attractions.

Rudi Stern/Let There Be Neon
P36

"ネオンとシンボルは、アメリカン・ドリームの光だった。荒涼とした風景が広がる中心都市の高速道路で、ネオンは私たちが伝統的に商品、サービス、アトラクションでアイデンティティを示すサインペンだった。"

まさに、ネオンサイン!
好きなカタチに曲げられるネオンは"電気のペン"みたいだよなぁ。

America, immediately took to the vibrant image of themselves that the elegant Prene imported medium suggested. Neon echoed America's love of the 'stream. lined"

Rudi Stern/Let There Be Neon
P36

"フランスから輸入されたこのエレガントな媒体が示唆する、活気に満ちたイメージを、アメリカ人はすぐに取り入れた。ネオンは、アメリカの "流線的 "なもの好きと呼応したのだ。"

初めてアメリカにネオンが来たのは、1924年。
自動車メーカーのパッカード社が、フランスから2枚のネオンを買ってきたんだった。

この頃は、ちょうどアールデコ全盛期。
車も流線型のデザインが流行っていたんだよなぁ。
流線型ネオンといえは、グーギー建築!

ファントム・コルセア
1938年にアメリカで製造された試作車
出典 : ウィキペディア


グーギー建築とは?
⚫︎自動車文化、ジェット機、宇宙時代、核時代に影響を受けた未来派建築。
⚫︎1930年代の南カルフォルニアの「ストーリムラインモダン」を起源とし、1945年〜1970年代前半頃まで広く用いられた。

最古のマクドナルド カリフォルニア州ダウニー
出典 : Route66 横断.com
カリフォルニア州 サンタバーバラ
トレーラーパークのネオン
出典 : Rudi Stern/Let There Be Neon
1930年代、デンバーのアニメーション・ネオン。「ネオンは、滑らかで、迅速で、流線型で、華やかなものを求める30年代の需要と呼応していた。」『サインズ・オブ・ザ・タイムズ』(1937年1月号)
出典 : Rudi Stern/Let There Be Neon


グーギー建築の特色は?
⚫︎上向きに沿った屋根
⚫︎曲線的で幾何学的なモチーフ
⚫︎ガラス、鋼材、ネオン管の大胆な使用が特色
⚫︎宇宙的な運動性を感じさせるモチーフ

ネオン管の中も、宇宙も、ほぼ真空。
親和性があるから、ピッタリくるのかもしれない!


※ 引用部分については、Let There Be Neonさんのご厚意により、直接許可をいただいています。




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