次の章は、新しいネオンの使い方。
だんだん、現代に近づいてきた。
"エネルギーが不足すれば、ネオンの技術革新に繋がり、建築やインテリアデザインに多くの新しい用途が生まれるのは必然である。"
新しい切り口を探すのは、当然だよね。
"ネオンには燃え尽きるフィラメントがないため、再点灯が必要になるまでの真空管の寿命は30年か40年かもしれない。変圧器の寿命は15年で、物理的なもろさにもかかわらず、この媒体は耐久性がある。"
私の知っている古着屋さんでは、もう40年も点灯しているネオンもあるけど、日本では、当時使用していたネオン管と、現在のネオン管では鉛の含有が違うので、現在はもう少し寿命は短いかも知れない。
"ネオンは電力を効率よく消費し、空間に光を描くことができる媒体であるため、その未来はおそらく看板としての用途をはるかに超えるだろう。"
LEDは点の光であり、面で光る。
それに対してネオンは360°の光だ。
だから、"空間に描く"ことができるんだよなぁ。
好きな色とカタチを組み合わせて、空間に描くことのできる照明って他にないと思う。
"電飾看板業界は、ネオンを自分たちの領域の一部だと考えてきた。
そうであり、そうであった。しかし、ネオンへの関心が高まるにつれ、ネオン業界は、次の時代におけるネオンの主要な活動には、新しい技術、新しい美学、新しい方向性が必要かもしれないことを理解しなければならなくなる。"
⚫︎屋上にあった広告ネオンがほとんどなくなった。
⚫︎目線が下がって、人々の目線と同じくらいの場所にネオンが付くことになった。
⚫︎ミニネオン、アートへの移行。
"この工芸は未来に多くのエキサイティングで実行可能な可能性を提供しているので、私の関心は芸術表現の媒体としての可能性にある。"
ルディさんは、その思いからLet There Be Neonを作った。何とかネオンが続けられて、みんなに楽しんで満足してもらえる方法はないか、と考えたからなんだよなぁ。
※ 引用部分については、Let There Be Neonさんのご厚意により、直接許可をいただいています。