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感傷に浸る

心が抉り取られるようなことがあっても 時間をかけて少しずつその隙間を埋めて 結局は元通りに回復してしまうのだから 人間はすごいなと思う。 更には、 「あんなこともあったな」 「あれがあったから今の自分がいるんだ」 なんて過去に思いを馳せて気持ちよくなったりもする。 この状態を「感傷に浸る」というのだと思う。 今回はどうだろうか。 忘れたくない。今まで本当に楽しくて沢山救われてきたから、せめてこの痛みはそっくりそのまま忘れずに生きていきたい。 でも、ことの重大さに100

    • 書き残す

      人生の分岐点となる日が来る。 にも関わらず実感がない。 本当にそうすべきなのか、全部の要因を正当に評価した上での判断なのか自信がない。 また全てが落ち着いたあとどんな感情になるのか、どんな結果になっても自分が耐え得るのかすら想像できない。 だから気持ちの整理のため、そして今後の自分のため書き残す。

      • 生まれ育った街と向き合ってみること

        平日の午前中に外の用事を済ませられたときは、ランチタイムサービスの恩恵を得られるため、ついつい外食したくなる。その日はふと、病院の近くにあったカフェに立ち寄った。 軽く調べて見つけただけの店だったし、カフェにひとりで入ることはあまりないので、少々不安な気持ちを抱きながらも店に入り、店内を見渡すと、歴史を感じるオーディオ機器や螺旋階段、会社員から主婦まで幅広い客層のほどよい人気など、全てがちょうどよい心地よさを生み出していた。おいしいコーヒーとチーズたっぷりのマカロニグラタン

        • 眠っているときに見る夢のはなし

          今日も夢の中の事件が一区切り付いたところで飛び起きた。 時計を見ると予約していた時刻の30分前だった。どうあがいても間に合わないので、申し訳ない気持ちを前面に出しながら寝起き感を極力隠して病院に電話した。 二度寝をすると体感で90%くらい夢を見る。普段の睡眠では眠りが浅くて困っているのだが、なぜか朝方の二度寝では深い眠りの中で鮮明な夢を見る。このときの睡眠は、一般的に夢をみるとされるレム睡眠を超越した状態であると勝手に思っている。そしてその夢にオチがついたとき、ふと夢と現

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          「努力」という言葉

          「努力」という言葉が嫌い。 やっていることは、課題にたいして何かしらの対策をとっているだけのこと。課題の大小や結果の善し悪しに依らず、何かを良くしようとすることはもれなく努力といえるはずであり、意識せずとも誰もがやっていることだろう。 しかし、この言葉はその本質以上に素晴らしく価値のあるもののように使われている気がする。 「努力」は成功者が極意を聞かれて一息吐いて言う言葉でも無く、頑張ってる自分に酔ってるときに言うものでも無く、ただ反射的に課題に対応するだけのことだ。

          「努力」という言葉

          集大成

          先日、修士論文を書き終えた。 終わってみて見直してみると、決して完成度が高いと言えたような代物ではなかった。面白みのないデータの羅列のような内容が大半で、そうかと思えば部分的に緻密な検討がなされていたり、極めてバランスが悪い。 だが、これが学生生活の集大成だと思うと、それなりに自分らしさが出ていて面白く思った。 研究は、準備をし、コンピューター上で実行し、出力し、確認してもらい、ダメ出しをもらって微調整を行い…という終わりがないものであった。この単純作業の繰返しがいかに

          人付き合いが苦手

          僕は人付き合いが苦手だ。 振り返れば、中学校に入学したころからだ。極端に友達の輪が狭くなった。 クラス内での序列とか、流行りの音楽やドラマの話とか、中坊のくせに誰かと付き合うとか別れるとか、そういうのに全く興味が持てなかった。 いつからか母や周りのひとに冷めた人間だと言われるようになった。 もちろん悪意はないだろうし、正直、自分でも納得していた。 でも次第にこの言葉が、自分が人として欠落していることを意味しているように感じるようになった。 このままの自分でいて、社

          人付き合いが苦手

          はじめての投稿

          はじめまして。日記やメモのような感じで使おうと思います。 ずっと気軽にアウトプットできる場があればいいなと思っていたので。 元来、自分はどうにもならないこととか些細なことを考え込む節があり、そうして生まれた思考が時間がたつにつれて心の内に沈み込んで膨張していった感じがする。今の人格の根底にあるのは、良くも悪くも大部分がそういった要素だと思う。 振り返れば、こういった思考やある種の哲学のようなことに関して、自分はインプットや自己解決ばかりしてきた。とはいってもほとんど邦楽

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