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未経験者が成長できる環境とは|長崎県 大栄水産株式会社

今回は人材採用支援サービス「WaaF」をご利用いただいている、長崎県の大栄水産さんの事例をご紹介します。

大中型まき網漁業を営む同社では、未経験から入社した人材が順調に成長できる環境が整っています。

今回は同社の将来を担う2人の若手漁師と、その上司にあたる機関長に話をお聞きしました!

漁師になったきっかけ

新人漁師の植松さん(21):左、正木さん(22):右

LH)大栄水産のみなさん、今日はお時間を頂きありがとうございます!
早速ですが、お二人が入社を決めた理由を教えてください!

植松)自分は現場の仕事とか飲食店とか色々やってました。
次に何の仕事をやるか悩んでいたときに、ネットゲームで知り合った友達がまき網の漁師をやってて、面白くて達成感のある仕事って聞いたので興味が湧いた感じですね!

正木)自分は元々遠洋漁船に乗っていて、その時の先輩からまき網の話を聞いたことがきっかけです。前の職場はコミュニケーションが難しくて辞めてしまったのですが、漁業の仕事は続けたかったので、まき網の求人を探していたらここを見つけました

未経験から甲板員へ

漁労作業の様子

LH)お二人ともありがとうございます!
植松さんと正木さんはそれぞれ甲板員と機関員として勤務されていますが、仕事上それぞれどんな違いがあるのでしょうか?

植松)漁労作業が始まったらみんなで一緒に魚をとるので、どらちも「漁師」であることには変わりないです。大きくは自分の持ち場が甲板か機関室かっていうところですね。

植松)自分のような甲板員は主にブリッジでのワッチだったり、外の仕事がメインです。
乗船してまずは甲板の基本的な業務として、ロープの結び方から教えてもらいました。
今は操船もさせてもらえるようになって、操業中に舵を握って船を適切な場所に留められるようになりましたよ!

LH)順調に仕事を習得されてますね!これまで苦労したこと、難しかったことは何かありますか?

植松)ロープワークは頭ではわかっているんですが、いざ現場に出ると思うようにできなくて苦労しました。身体で覚えないといけないですけど、正直まだ怪しいです。。

操船の方は船の流れ方を判断して舵やクラッチ操作をするんですけど、風と潮を読む感覚がだいぶ身につきました。こっちは1ヶ月で船長に合格をもらいましたね

LH)、すごい!風と潮を読む感覚って、長年経験積まないと身につかないのでは・・?めちゃくちゃ漁師の才能ありますね。。

大栄水産若手メンバー(2023年撮影)

植松)うちの船では上の人が若手にまずやってみろと、積極的に何でもやらせてくれます。
それに同年代のメンバーも多いので、「あいつより早くできるようになりたい」っていう気持ちもあります。ライバルに負けないようにどんどんできることを増やしていきたいです!

未経験から機関員へ

81大栄丸機関長:写真奥

LH)大栄水産さんでは未経験者を機関員として積極採用しているとお聞きしました。
機関員はある程度の基礎知識が必要なイメージがあるのですが、未経験者でも務まるものなのでしょうか?

機関長)うちの機関員はほぼみんな未経験スタートですので全然問題ないです!

未経験者はまず使用する道具の名前と船内のどこに何があるか覚えてもらって、実践の中で少しずつ技術的なことも教えていってます。

機関室で使用する工具類

もちろん工業高校や整備士の経験があれば、そのまま活かせる部分もありますが、ひとまずは道具の場所と名前を覚えてもらえれば十分戦力になります

手が離せないときに「あれ持ってきて〜」みたいな感じで動いてもらえるだけでも凄く助かりますから。

LH)なるほど!ここでは0からステップアップできる環境が整っているんですね!

機関長)機関部の仕事は知識をつければつけるほど仕事の幅が広がりますし、できることが増えて楽しくなってきます。正木も今はだいぶ仕事楽しくなってきただろ?

正木)はい!今は毎日自分でエンジンを掛けるようになって、機械の温度や匂いといった感覚的なものも徐々に身についてきました。
これまで点で覚えていた知識が実践を通じて線で繋がってきて、だいぶできることが増えてきましたね

LH)なるほど!正木さんは前職でも機関員をやられてたと聞きましたが、実際に過去の経験を活かせている部分はありますか?

正木)自分の場合は前の船には3ヶ月ぐらいしかいなかったので、ほぼ0からのスタートです。

実質未経験ですけど機関長がめちゃくちゃ優しく教えてくれるんで、この船に乗ってから一気に成長できています。

知識の伝授もそうですけど、仕事外の時間も気さくに話してもらえて、気軽に何でも聞けるから仕事も早く覚えられますね!

機関長)自分は一応機関長っていう役職でやってますけど、30代で未経験から入ってまだ5年目なので、まだまだ歴は浅いんです。
その分若手がつまずく部分とかは大体わかりますし、何でも聞いてもらいやすいように普段から若手には積極的に話しかけるようにしてます。

LH)まさに今の時代に合った指導法ですね!若手メンバーも成長しやすい環境だと思います!

機関長)今の時代機関士は本当に少ないですし、免状を取得すればどこに行っても求められる人材になれます。自分自身も機関士になって本当によかったと思うんで、今の若手もみんな免状取得を目指して頑張って欲しいですね!

成長の鍵は「良好な人間関係」

LH)これまでお話を聞いて、大栄水産さんは人間関係がすごく良い船団だなと思いました!
何か船団の仲の良さがうかがえるストーリーがあれば教えてください!

正木)そうですね!うちは年齢役職は関係なく仲は良いと思います!

前の船では外国人船員がほとんどでコミュニケーションが難しかったのですが、今は休憩時間に仲間としょーもない話もしながら楽しく過ごせてます。

もちろん仕事中は上下関係がありますけど、船を降りたら全然関係ないですね。歴何十年のじいちゃんともワーワー言い合ってますよ!笑

植松)自分の場合同年代と仲が良いのはもちろんなんですけど、上の役職の人が近い距離で寄り添ってくれるのがすごい嬉しいです。機関長、めっちゃ僕の部屋に遊びに来てくれますもん。笑

機関長)いつも遊んでくれてありがとな。笑

植松)自分、今だから言えますけど、乗船して10日ぐらいは船酔いが本当にキツくて・・シケで船が港に入ったタイミングで辞めるつもりだったんです。

ちょうど港に入ったときに漁労長と機関長と役職者たちと何故か新人の僕一人だけ混ざって一緒にご飯連れて行ってもらったんですけど、そこで皆さんに相談したら優しく励ましてもらって、もう少しやってみようと思い留まりました

今思えば役職者ばかりの中になんで自分がいたんだ?というメンツでしたが、みなさんに優しくしてもらったあの日のことは忘れないですね。

その後からちょっとずつ身体も慣れてきて、今こうして続けられているので、寄り添って励ましてもらえたことに本当に感謝してます。

LH)素敵なお話ですね!若手が順調に成長できるのも良好な人間関係あってこそですね!

今後の目標

最後に、若手漁師お二人の今後の目標を教えてください!

植松)自分は早く資格を取って役職に就きたいです!あと最近早くも後輩ができたので、先輩としてしっかり仕事を教えられるように、基本的な仕事を改めて完璧にしていきたいと思います!

正木)まずは乗船履歴を付けて機関士免状を取りたいです!そしてまずは一等機関士になって、20代のうちに機関長になりたいと思ってます!

LH)、若手が目標を持って働ける環境・・素晴らしいですね!
植松さん、正木さん、機関長、本日はありがとうございました!

WaaFとは

私達ライトハウスは、このような水産業界に特化した人材採用支援サービスを運営しております。

今回のような漁業だけではなく、水産加工業、飲食業、自社営業マンの採用も実績があります。

人手不足でお悩みの船団さま、将来のためにサービス導入にご興味をお持ちのご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にライトハウスまでお問い合わせください!

WaaF - 水産業特化型の採用支援サービス

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