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自分でコントロールできないことは放っておく

ストア哲学の本を読んでいると、こんな言葉が出てきました。

自分でコントロールできるものと、コントロールできないものを、まず分けよう。

分けたあとは、自分でコントロールできるものだけに集中して、コントロールできないものを放っておこう。

人間は自分の人生がコントロールできていると感じるに時に、幸せだと感じるので、この考え方は幸福に生きるのに理にかなってそうだ。

コントロールできるものだけに注目すれば、自分の人生が自分でコントロールできていると、主観的に感じられるから。

幸せは、主観的なものだし。



僕も何かで悩んだ時に、このストア哲学の考え方を思い出して乗り切っています。

昨日も歯医者に行って、この考え方を使っていました。


歯医者に行ったのは、歯をクリーニングするためで、よくコーヒーや紅茶を飲むので3ヶ月に1回の頻度で通っています。

そしたら、右上の歯に虫歯ができていることがわかりました。

これを聞いた時に、「えっ、また。最悪やん。」って思いました。

まだnoteでは書いていなかったのですが、僕は昔から虫歯がよくできやすいのです。

甘い物をいっぱい食べているわけではないし、歯磨きもしっかりしていて、フロスを使った歯間の掃除も毎日怠っていません。

周りの人よりは、歯に気をつかっているほうだと思います。



だけど、3ヶ月に1回の定期検診で、毎回1つぐらい虫歯ができていることが、多いです。

虫歯の治療は痛いから、毎回「自分はなんて不幸なんだと」と嘆きたくなります。「なんで、こんな痛い思いをしないといけないのか」って。

その一方で、甘いものをよく食べたり、歯磨きだけのケアなのに、虫歯がほとんどできない人もいます。生まれてから一回も、虫歯になったことがない人もいるそうです。

たぶん、虫歯になりやすいかどうかは、体質的なものや赤ちゃんの時の口内環境で決まるのかな。


「虫歯とは無縁な人生を送りたかったな」

歯医者にほとんど行く必要のない人たちを見ると羨ましく思うし、虫歯がよくできる自分のことを考えると、みじめになります。




こうやってネガティブな思考にずるずる引きずり込まれそうになった時に、ストア哲学の考え方の出番です。

自分の歯が虫歯になりやすいのは、自分ではどうすることもできないことです。自分のコントロール外のこと。

このことについて、クヨクヨ悩んでいても仕方がありません。しんどくなるだけです。これは、放っておいた方がいいことなのです。考えても考えなくても、変わらないことなのだから


一方で、それ以外に自分で変えられることがあります。

定期検診に行くことや、できるだけ間食を減らすことや、フッ素入りの歯磨き粉を使うことなどです。

これらのことなら、自分でコントロールすることができます。これらに、集中して取り組むべきなのです




このストア哲学の考え方ができるようになってから、以前よりも現実の苦難を受け入れることができるようになりました。

個人的な歯医者のことを例にして書きましたが、何か一つでも学びになった記事になっていれば幸いです。

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