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何もしない勇気
「やばい、全くやる気が出ない。」「どうしよう。」
誰にでも、こんな日はあるんじゃないかな。今の僕がまさにそう。
とりあえず研究室の机に座ってみるんだけど、そこから全然勉強のやる気が出ない。専門書を開いて頑張って勉強しようとしても、意識がすぐに勉強から離れて上の空。
何とか2時間ぐらい机に座って、授業の課題を終わらせることができたけど、それだけでもうヘトヘトだ。
「研究のやる気が出ないなら、気分転換にnoteを書こう。」
そう思い立って、パソコンを開いて文章を書こうとしてみる。
「あれ、全然書く気力がわかない。」「今まで、楽しく書けたのに。」
研究だけでなく、noteのやる気も全く起こらないのだ。
「今日1日、ほぼ何もできずに終わるのは、非常にまずいぞ。」
今日も友達が研究や就活を頑張っているのに、その一方で何もできずに焦っている自分。
何かはしたいのに、何もしたくない自分。
こんな自分にイライラして、やけ食いをしてしまった。まるで自分を痛めつけるように、大食いしてしまったのだ。たぶん、ストレスがかなり溜まっていたのだろう。
ドカ食いした後に少し気分が落ち着いてきて、この文章を書いている。できれば「やる気が出ない」みたいなネガティブなことは書きたくなかったんだけど、もしかしたら同じように苦しんでいる人に届くかと思って、書くことにした。
冷静になって、まず思うことは「やる気が全く出ないときは、どうしたらいいんだろうか?」ということ。
一つは、無理してやろうとすること。今日の僕が、課題を無理やり終わらせたみたいに。
頑張り屋さん(僕も言われたことがある)に多い対処法だと思うけど、僕はあんまりおすすめしません。
なぜなら、かなりのストレスがかかるから。ある程度のストレスはむしろ健康に良いけど、無理して頑張るほどのストレスは、心と体に良くないと思う。
僕も今日、無理して勉強した後に、やけ食いしてしまいましたからね。食欲が急に増えるのは、ストレスがかなり溜まっているサインだ。
やる気が出ないのは、心と体が「休め」という警告灯を点滅させているのだ。それを無視して頑張っちゃうと、回復するまでにもっと時間がかかる状態に陥ってしまう。最悪、燃え尽き症候群みたいになってしまう。
二つ目は、何もしないということ。僕は、この方法をオススメしたい。
僕はこの対処法は、無理して頑張ることより、勇気のいることだと思う。
なぜなら、人間は何もしないということが、めちゃくちゃ苦手だから。
「人間は考える葦である」で有名な哲学者のパスカルも、こんな言葉を残しています。
人間にとって退屈ほど耐えられないものはない
特に現代人ほど、何もしない時間は、少なくなっているのではないでしょうか?
スマホがあれば、簡単に暇な時間を潰せます。YouTubeやSNSを見ていれば、いつの間にか時間が過ぎ去っていたと感じる人は多いと思います。
たしかに退屈な時間は無くなったけど、ゆっくりと脳と体を休める時間も無くなりました。何もせずただボーッとする時間は、休息にはとても大事な時間だったのです。
現代社会は魅惑するものがたくさんあるので難しいかもしれませんが、何もしない時間はとても重要だと思います。
何もせずゆっくりと時間が流れている感覚を感じられれば、焦りも自然と無くなっていきます。
「何もしない勇気が大事だ。」と言っておきながら、結局僕はnoteを書いてしまいました。
やはり人間は、それだけ退屈を嫌う生き物なんですね。「いやー、本当に暇な時間って苦手。」
休むときは、思い切って何もしない時間をとってみましょう。今日の夜は、僕もそうやってゆっくり休んで、また明日、明後日に頑張るために英気を養います。
おわり。
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