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私と母とフェリシモ(2024.5.23)

今日、仕事で色んな会社の採用サイトを調べる機会があった。

世の中には本当に沢山の企業と仕事があって、各社、工夫を凝らして魅力を発信しているのだな〜とぼんやりと思っていたら、
フェリシモの2025年度の採用サイトを発見。

ちょっとかわいすぎないか???!!!!と仕事中、1人ときめいていた。

母がフェリシモユーザーで、私は幼い頃からフェリシモの製品に囲まれて育った。

段ボールに入った数冊のカタログが定期的に届き、
母はそれを少女のような顔で楽しそうに眺め、付箋を貼りながら何を買おうか迷っている姿が印象的で、
時々、私も見せてもらいながら「これが欲しい!」「これとってもかわいいよ!」とお茶を飲みながら話す時間が好きだった。

その頃、子育てに専念していた母に数少ない楽しみをフェリシモが与えてくれていたのだと思う。

子育てが落ち着いて母も復職し、私が実家を出たりしているうちに紙だったカタログはいつしかWebに変わったが、
実家に帰るとリビングの一角にあるPCスペースで以前と変わらず少女のような表情で商品を眺める母がいた。

食器マット、お洋服、靴、付箋、ポーチ、数えきれないくらいのフェリシモが作る”kawaii”がいつだって我が家には溢れていた。

(5年ほど前に発売されていた、サバトラの猫耳ヘアバンドを今も愛用している。今は同じ型は売られていないみたい( ;  ; ))

私が家を出たのは2年ほど前で、親に相談もなく、決定事項として引っ越しの話を伝えた。

大学1年生の時からベンチャー・スタートアップにどっぷり浸かり、
仕事以外の生活がままならない精神状態になったことも多々あった私を遠くからずっと母は心配してくれた。

そんな母の生活を今も昔も変わらず彩ってくれているのはフェリシモで、私も時々使わせてもらっている。

今は基本的にtoB向けのサービスを扱っている企業で仕事をしているが、いつか沢山心配をかけてきた母に喜んでもらえる仕事がしたいなと思ったり。


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