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現役世代・若者が「世界を変える」ために必要な、でもすぐにできること

 今の生活に満足していますか? このままの現状が続くことを、望みますか?


 そうでないのなら。


 元手もかからずに、できることがあります。


 それは「選挙にいくこと」であり、選挙の期間中でないなら「自分達世代の生活について、考えていることを発信すること」です。

 「考えていることを発信する」なんていっても、むずかしく考える必要はありません。ただただ、「今の生活のなにがイヤなのか」「今の生活がどうなったら嬉しいのか」そんなことを、”わがままに” 伝えればいいだけです。つぶやけばいいだけです。

 私が住んでいるのは、地方の8万人の街です。それでも、その自治体の年間予算は400億円を超えます。この街にある企業・団体のなかでも一番多い予算額です。ほとんどの街で同じ状況です。

 こうした額のお金の使い道が、ひとりひとりの生活に影響しない、わけがない。 しかも、あなたの意見を”確実に”反映させることができるんです。 一般の企業・団体では、こうは行きません。

 あなたの街の予算がどんなことに使われているか、知っているでしょうか。多くの街では、高齢者の支援に多くの予算が使われています。 選挙にいく人のほとんどが高齢者だからです。「高齢者を優遇する施策を掲げれば、当選しやすい」のだから、当然です。

 高齢者への支援がわるいということではありません。みんないつかは高齢者になる、ということもあります。でも、いまの高齢者は、経済成長のなかで生きてきた人たちです。なにもしなくても、銀行にお金を預けていただけてお金が増え、家を持つことができた。子どもを育てることができた。 いまの現役世代は違います。お金もなく、自由になる時間もない。上の世代からも、例えば子育てについて、支援を得られずに孤独に子どもを育てる人も多い。

 客観的にみて、公平とは言えません。それでも、いまの制度上は、多数決が全てです。「より多く選挙にいく世代の声」が通りやすいのです。

 もちろん、高齢者の全てが、自分のことしか考えていないとは思いません。「自分はもう十分に生きた。自分たちに支援をしてもらうよりも、子の世代・孫の世代の支援をしてほしい」という人も多いです。

 それでも、現役世代が・若者が、どう考えているのか、それを明らかにする必要があります。

 「選挙とか言われてもよく分からないし、”どの人がどういう政策なのか”とか、時間もないし調べられない。投票にも行っていられない」。 それは、”大損”している、のです。

 他にも、都道府県の選挙、国の選挙もあります。これらを合わせたら、どれだけの金が動くことになるでしょうか。これらはもともと、「私達が払った税金」です。 現役世代が一番多くを負担しています。この金を、「自分達のために使ってほしい」と思うのが、一般的な考え方であるべきです。

 例えば、「自分の年齢に近い人」に投票する。 「自分と同じ、子育て中の人」に投票する。 いままでの生活に満足していないなら、「新人候補」に投票する、など。 逆にいえば「自分とは離れた世代の候補者は避ける」「自分とかけ離れた境遇の候補者は避ける」「多選の候補者は避ける」とか。「いままで男性ばかりが政治に参加していて、それによる現状に満足できていないから、女性候補者に投票する」とか。

 自分の声を代弁してくれる人を選ぶのが基本で、そう考えれば、その選択肢から選ぶのは、考えたらそんなにむずかしくはない。
 
 あとは、当日に選挙にいけない場合でも、期日前投票(投票日当日より前に投票できる)や不在者投票(自分の投票所に行けなくても、例えば出張先の自治体で投票して、それを地元に郵送してくれる)といった制度もあります。

 とにかく、「自分の生活に満足していない」のなら、「なにか新しいこと・今までしていなかったことをしてみる」ことです。 そして、「選挙にいく」というのは、元手もかからない。なんの資格もいらない。

 「どうせ選挙にいってもなにも変わらない」? いいえ、「ひとりひとりの行動で、世界は変えられます」。 むしろ、「ひとりひとりが行動することでしか、世界は変わらない」のです。


 自分が変われば世界は変わる。
 今日も世界を変えよう!



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