人事施策の舞台裏:成功の鍵は『定着』と『進化』」
こんにちは、しがサラです。
人事施策を打つというのは、人事分野において負荷の高い業務です。
私は前職で、戦略人事の役割として企画を経験してきました。
そんな私が辿りついたポイントについて解説します。
定着させること
1に定着、2に定着、3も4もとにかく定着です。
人事施策は定着させることがおろそかであると、人事の手間はかかる、従業員の手間もかかる、その管理職から文句は言われる。
それはもう地獄絵図です。
では、どのようにして定着させるのかということです。
これを考えるにあたって、大切なことがあります。
それは
・これまでに同じような施策はなかったか?
・機能していなかった理由は?
・費用対効果は?
これらを勘案して検討することです。
会社も人事も従業員もハッピーになるためには、徹底的に深掘りする必要があります。
既存の仕組みを進化(深化)できないか考える
人事施策を立てる=新しいことをやる、ではありません。
むしろ、新しい取り組みは従業員からすると余計です。
日々の仕事が忙しいのに、人事は何を考えてるんだ。
こんな不満も出ますし、認知や定着するまで一定期間がかかるので少しハードルは高いです。
まずは、今展開している施策や運用がうまくいっているのかを点検しましょう。
今の施策をまずは100%やることによって、得られる効果は?
それでも足りないところは?
少しルールを変えるだけで、できないか?
この視点を大切にしてください。
おそらく企業規模が中小企業以下では、これが最適な手段だと思います。
費用もかからない上に、今まで通りの施策をなぞるので、認知度も高い。
ゆえに、定着する。
大企業の場合は、世間体や株主を気にしないといけない体裁があるので、新しい施策も重要なこともあります。
しかし、今の施策が十分に機能してないのに、新しいことを導入し、首がしまるケースは多いです。
私の前職では、若手社員の離職やモチベーションが低いことが問題でした。
そこで、新たな施策を導入するのではなく、
すでに行っている定期面談を強化することを軸としました。
期首・中間・期末の面談内容を見直し、やり方を確立させることで改善を図りました。
従業員も上司も今までやっていたことなので、抵抗感もなく定着し、結果的に従業員満足度のスコアが上がりました。
この記事で書いています↓
人事が必ず継続させること
多くの人事施策の失敗例は、人事担当者が継続的に取り組まないことです。
いつの間にか、形骸化していきます。
そして、そのオペレーション(実務)だけが歴代の担当者の引き継ぎ事項として残り、末代の担当者は、何のためにその作業をしているのか見失います。
単純なことですが、施策をやるからには必ず継続させなければなりません。
部門のミッションや、年間スケジュールに落とし込みPDCAを回すことです。
これが1番単純で、1番難しいポイントです。
皆さんの会社の人事施策は機能しているでしょうか?
人事担当は本気で思いを持ち取り組んでいるでしょうか?
もし人事施策を担当することになった際には、是非参考にしてみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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