指示待ち人間でも良いじゃん
こんにちは、しがサラです。
私のnoteではビジネス記事をメインに投稿していますが、どうしてもビジネス上での意識が高い話になりがちです。
noteをやっている方は、学ぶことに対して意欲的なので全く問題ないんですが、
【普通ってなんなんだ?】とよく考えることがあります。
そこで、よくダメなビジネスパーソンとして比喩される【指示待ち人間】について書いてみようと思います。
指示待ち人間の何がいけない?
そもそも論ですが、1つの企業において指示を待たない人間はいるのでしょうか?
日々の行動も、年間の計画も、中期経営計画もすべて、誰かの指示のもと動いてますよね。
管理職の人たちであっても、その上の経営層からの指示を待っていると思いませんか?
そう考えると、経営層以外、もっと言うと社長以外の人達はすべて【指示待ち人間】ではないかと思えてきます。
きっと指示待ち人間がダメだと言われるのは、指示を待っているようでは企業生産性が上がらないや、積極的な人がいなくなって、機械的な仕事になってしまうなどの理由があると思います。
個人的な感覚としては、指示待ちの状況下において生産性のない企業実態こそ問題だと思っています。
別に指示待ち=暇、という訳ではありません。
指示待ちの状態があっても、仕事の仕組みが合理的であり、生産的であれば問題はありません。
そういう意味で私は、【指示待ち人間】ではダメだと思うのは新入社員ぐらいじゃいかなと思っています。
それ以上に私が懸念しているのは【指示待ち人間は悪】というレッテルを貼って、自分は分かっているという立場のマウントを取る人が多いことです。
それを声高らかに言ったところで、生産性は上がりませんし、利益も1円も生まれません。
そんなことを言う前に、自ら職場を変革すべきだと思います。
(変革ができないからそっちに逃げているというのも一理あると思いますが)
兎にも角にも、【指示待ち人間がダメ】という根拠はあまりないような気がします。
指示を待つことは良い
頑固としてあえて、指示を待つ必要はありませんが、指示を待つことにはいくつかのメリットがあります。
リスク低減
シンプルに、一人の思い込みで勝手なことをしないのでリスクが低いです。
指示待ちのアプローチは、特定の指示に依存しているため、混乱や誤りが少なくなります。
従業員は特定のタスクに必要な情報を正確に取得し、それに基づいて行動することが期待されます。
これにより、作業の品質が向上し、ミスが軽減されます。
一貫性と業務の標準化
指示待ちのアプローチは、標準化された手順に基づいて行動することを強調しています。
これにより、組織内で一貫性が確保され、異なる担当者間で作業の質や手順が一致します。
一貫性があることで、効率性が向上し、品質管理が容易になります。
クリエイティブな成果物がもとめられる業界でない限りは、メリットだと思います。
優先順位が容易
私は仕事の出来不出来は全て、優先順位だと考えています。
指示や方向性が明確であると、従業員は優先順位付けがしやすくなります。
何が重要であるかを理解し、それに基づいて行動することで、重要な業務が迅速かつ効率的に処理されます。
このように、指示を待つことは悪ではありません。
上司や上流からの不明確な指示、自己保身に走る適当なアサイン。これらの要因があるため、指示待ち人間という表現が一般化してしまいます。
ぜひ、色んな意見をお聞かせいただけると嬉しいです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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