100点のコミュニケーションより、まず0.1点
こんにちは、しがサラです。
社会人になると、学生時代のように好きな相手とだけコミュニケーションをするといった行為がなかなかできなくなります。
日々の8割ぐらいは、あまり馬の合わない、もしくは何とも思わない相手とのコミュニケーションではないでしょうか。
たまに再会して語り合う2割の気の合う相手が、残り8割のストレスを支えている気がします。
今日はそのような日常を占める8割の相手とのコミュニケーションについて大切なことを解説していきます。
印象+0.1を目指すということ
これはどういうことかと言うと、
ほとんどの場合、相手との会話を覚えている人は少数ということです。
人の脳は1度学習したことを1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れるという調査結果があります。
試験や資格の勉強と違い、他人との会話は復習をおこなったりはしません。
ですので、ほとんどが忘れ去られていると思ってもいいでしょう。
話は逸れますが、私は新卒採用を担当していていつも学生に対して【大丈夫、もし面接で緊張して噛んだりしてもそのことをずっと覚えている人なんかいないから】とアドバイスを送っていました。
では、人が記憶しているものは何か。
それは、【印象】です。
会ったときの印象はずっと記憶に残るものです。
・あの人は早口な人だったなー
・なんかちょっと高圧的だったなー
・面白い人だったなー
・しっかりした真面目な人だったなー
このように、相手の印象だけは皆さんも記憶に残るのではないでしょうか。
ここで、大切なことが【相手に対して+0.1の印象を残す】です。
何故それが大切なのかを解説していきます。
+0.1がもたらす効果
なぜ+0.1で良いのか。
それは、人間は忘れる生き物だから、ということです。
相手も話した内容は忘れるので、良い印象を+0.1与えれば、それはやがて0.1→1→10
と勝手に美化されていきます。
ここが非常に重要です。
相手とのコミュニケーションで100点を取らなくて良いんです。
いちいち相手に合わせないといけませんし、すごく労力も消費し、精神的にも疲れます。
たった+0.1を心掛けると、複利効果で良い印象が勝手に膨れ上がっていくのです。
それだけで、日々のコミュニケーション難易度がぐんと下がります。
余計なストレスを抱えなくて済みます。
+0.1だけ心掛けることは誰にでも出来ることですので、是非心掛けてみて下さい。
社会人になると、特に噂話が好きな人が多いことに気が付きます。
+0.1の効果は、背ヒレ尾ヒレを付けて、自分と接点のない人へも勝手に広がっていってくれます。
これを利用しない手はありません。
-0.1にだけならないように気を付けましょう。
嫌な相手だからといって、揉めなかったからOKという訳ではありません。
-0.1を与えないことも同時に気を付ける必要はあります。
是非、皆さんの日々のコミュニケーションのきっかけとなれば幸いです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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