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転職がトレンドな理由

こんにちは、しがサラです。

ここ数年は転職市場が盛り上がっていること、すでにご存じの方多いでしょう。

特にnoteをやっている方々は、ビジネス層の年代が多いので転職やキャリアに対するトレンドへの感度は高いかと思います。

では、転職がトレンドになりつつある理由は何でしょうか。

考えてみます。



雇用の流動化を引き起こす

ある人材会社の調査によると、転職者数の推移は以下の通りです。

コロナである、2019年をきっかけに一旦は減少していますが、2022年には再び300万人を突破。

2023年度の数値はまだ出ていませんが、先日の日経新聞にて、転職者の有効求人倍率が3倍を超えた、という記事から分かるように、右肩上がりであることは確実です。

それもこれも、国の方針がきっかけです。

それは、【労働市場の流動化】です。

2022年に、岸田首相が「新しい資本主義社会の実現」へ向けて、打ち出しました方針の中で説明されました。

企業間・産業間の労働移動円滑化に重点を置いて非正規雇用を正規雇用に転換する企業や、転職・副業を受け入れる企業への支援を新設・拡充する

要するに、

転職者が増えるように、受け皿である企業を積極的に支援していくよ。

ということです。


では何故、労働移動が必要なんでしょう。

経済の成長が必要

現代は資本主義社会です。

資本主義社会というのは、経済活動の自由が認められています。

資本主義社会において、重要なことは国の成長です。

ここでいう国の成長=GDPの成長と捉えて下さい。

要は、利益を生む企業や個人が増える状態です。

利益を生む企業や個人が増える状態を実現するためには、勢いのある業界にリードしてもらわないといけません。

なので、国としては今、激アツな業界にどんどん労働者を送り込みたい。

激アツな業界じゃなくても、労働者が企業や業界を超えて転職することで、激アツな業界をもっと作りたい。

なので、積極的に支援していっています。


ここまで、まとめると、

・前提として資本主義社会である

・経済成長をしたい

・経済成長するには生産性上げないと

・生産性上げるには成長産業に人を配置する

・人を配置する手段として、労働移動を巻き起こしたい

・労働移動に寛容な企業や受け皿となってくれる企業には国が支援するよ
(ここで目立つと企業は株価上がるよ)

・転職がトレンド ←今ここ


こんな流れです。

・転職して、給与が上がると本人もラッキー
・国も、生産性上がるからラッキー
・受け入れた企業も、外部知見やスキル獲得でラッキー

この三方良しの状態を作り出そうとしています。


いかがでしょうか。

一概に、国の施策が気に食わん!という方もいると思いますが、自分にメリットがあるなら乗ってもいいなと思いますよね。

大切なことは、自分の人生を豊かにするために、そのような施策やトレンドをうまく利用することです。

甘い蜜だけ吸って良いんです。

そもそも、人間は欲がある生き物なので、わがままで良いと思っています。


是非、皆さんの人生が豊かになることを応援しています。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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