言いたいことと、言うべきことは違う
こんにちは、しがサラです。
日々、仕事をしている中で「言いたいこと」を我慢している人は多いのではないでしょうか。
日本人には、言わない美徳というものがあるので、何でもかんでも公衆の面前で言ってしまう人は、どうしても周囲から浮いた存在に見られます。
しかし、改めて冷静に考えてみると「言いたいこと」は本当に「言うべきこと」でしょうか。
言いたいこと、は一歩間違えると単なるわがままになってしまいます。
本日は、そんな「言いたいこと・言うべきこと」について解説していきます。
言いたいことは、わがままのパターンであることが多い
ビジネス環境において、私たちは時折感情や主観に基づいて意見を述べたくなります。
しかし、これをそのまま伝えてしまうと、組織内の心理的安全性が損なわれる可能性があります。
単なる感情や主観に基づいた発言は、他の従業員に対して理解されにくく、対話を妨げることがあります。
従って、言いたいことを述べる際には、一呼吸置くことが重要です。
つまり、背後にある根拠や影響をよく考え、
・相手に何を伝えたいのか
・相手にどう行動してほしいのか
を明確にすることが大切です。
これによって、コミュニケーションの齟齬は起きにくくなります。
言うべきことに立場は関係ない
ビジネスの世界では、組織内での立場や地位が、発言権や意見の価値を左右することがあります。
しかし、言うべきことには立場の差異は関係ありません。
偉い人が言うから正しい、
新入社員だから間違っている、
そんなことはありません。
心理的安全性を確立するためには、上下関係なく、全ての従業員が意見を述べ、尊重される環境が必要です。
リーダーシップ層も従業員の声に真剣に耳を傾け、フラットなコミュニケーションの土台を築くことが重要です。
これによって、組織内のコミュニケーションが円滑になり、新しいアイディアが生まれやすくなります。
言うべきことが言える企業文化になるためには
言うべきことが言える企業文化を築くためには、リーダーシップの積極的なサポートと励ましは欠かせません。
私は、すべてはリーダーだと思っています。
年齢的に、若い世代が上の世代に意見を言うのは心理的なハードルが高いです。
特にリーダーはそのハードルを下げる役割を担っています。
だから、リーダーやマネジャーはその役割の分報酬が高いはずです。
互いにオープンなフィードバック文化を確立し、部下にリスクを恐れずにアイディアや懸念を共有する自信を与えることが重要です。
これらの取り組みによって、組織は変化への柔軟性を高め、従業員がより積極的に意見を述べる環境を構築することが可能となります。
組織が変わるのは、1人のリーダーだと言っても過言ではありません。
リーダーはその上の層に対して、言うべきことを言っていく雰囲気を作ります。
すると部下は「言っても良いんだ」と背中を押されます。
言いたいことだけを言い合う組織は、単なる不平不満をなすりつけているだけです。
皆さんの会社はどちらの企業文化でしょうか?
ぜひ、ご参考にしてみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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