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living~女性として生きる~139【女性の一生と性ホルモン】

女性には一生の中で劇的ともいえる
大きな性ホルモンの変動をきたす期がある
ホルモン濃度の変動は身体的にはもちろん
精神的にも大きな変化をもたらす

最初の変動は
🍀思春期の性の変動
これまでは女性ホルモンをはじめとする性ホルモンは低濃度であるが
思春期の成長スパートに伴い急激に高濃度に分泌されるようになる
月経周期を発現するようになり
女性は月経周期と同調した精神的変動に常時さらされるようになる

🍀妊娠・分娩による性ホルモンの変動
女性が経験する第2の大きなホルモン変動の時期である
妊娠初期は、妊娠黄体から分泌されるホルモンにより妊娠が維持されているが
やがて胎盤から高濃度のホルモン分泌がされるようになり、妊娠期間を通し通常の何倍ものホルモンレベルとなる
分娩前後の急激なホルモン変動を経験する
分娩時の劇的なホルモンの変化の後、妊娠維持のために用意されていた多量のホルモンが胎盤娩出に伴い短期間に消退していく
この時期の変動は特に急激なもので
心身の適応が追いつかず
精神的危機的状況を迎える女性も多く
マタニティブルーズといわれる

第3のホルモン変動の時期は
🍀更年期の性ホルモンの変動
この時期は閉経を挟んで前後約10年間にわたり
女性ホルモンが低下していく

卵巣機能の低下とともに
エストロゲン
プロゲステロン の分泌が低下する

それに伴い
ネガティブフィードバックによって
視床下部からのGnRHや
下垂体からのFSH.LHの分泌は著しく亢進する

分かりやすく説明すると
卵巣の中の卵が
出生時には約200万個ある卵子数が
閉経期である50歳では1~200個までに減少する
卵子は
出生時以降に
新しくつくられることは
ほぼないと言われている

長年毎月卵を排出して
年老いてきた卵巣機能に
アタマの中にある
視床下部から
卵巣(卵巣機能)に
「働け~
働け~
今まで通りに
卵を出せ!卵を出せ!
今まで通りに働いて
卵を出せ!」と指令がくる

卵巣(卵巣機能)は
自分も年老いてきて
仕事をこなすことに精一杯にも関わらず
残り少ない卵を出そうと頑張るが
なかなか
若い時と同じようにはいかない…
だが
そんなのかんけーないと
脳からの今まで通りの命令に

ついに

お手上げ状態になり
パニックになる
要するに
「閉経」が卵巣機能を終了する時なのである

この
脳の司令塔
視床下部は
卵巣だけではなく
全身にも影響を与える
そのために
カラダの色々なところから
不調を現して
更年期症状という
症状を引き起こす
なので
更年期症状と
更年期障害では
定義は違う。
このことについては
次の機会に


上記の視床下部と卵巣の関係性を
専門的注釈で説明
(成熟期に成立していた
視床下部-下垂体-卵巣 のフィードバック機構は更年期になり卵巣機能の低下が始まるとそのバランスが崩れる

卵巣から分泌される
卵胞ホルモン(エストロゲン)
黄体ホルモン(プロゲステロン)の
分泌が低下すると
ネガティブフィードバック機構によって
視床下部のゴナドトロピン放出ホルモン
(GnRH)や
下垂体からの
卵胞刺激ホルモン(FSH)と
黄体化ホルモン(LH)の分泌が著しく亢進するが
この中枢の大量刺激に卵巣が反応する能力を持ち得なくなる
このような司令塔である視床下部には
卵巣だけではなく
自律神経系、免疫系機能もコントロールしているため内分泌環境の変化は全身の機能に影響を与える。) 

という訳だ


今朝は
起床して
お弁当作成開始時に
冷水を浴びたくなるほどの
ホットフラッシュだった
でも意外と早く退いた

10~15年前
人工的にホルモン剤を投与していた時には
顔が火照り
身体中から汗が吹き出し
ダラダラ汗だくになって
化粧が落ちる体験をした

それに比べると
自然に起こるこのホットフラッシュは
余裕~
余裕~ 

寝起きの
自律神経が不安定な時に
視床下部が支配してきたということか?

人間のカラダは
賢く構造されているのに
カラダの変化に
視床下部だけが動じずに
ヒトラーの様に
独裁者であることに
なんか
納得がいかない…

本当に
司令塔の視床下部は
独裁者なのだろうか?
そのような
仮面をつけさせられているだけでは
なかろうか?

今朝は
このあたりで

今日も
ぼちぼち
頑張らず
イライラしないように
過ごします~

ごきげんよう👋

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