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フランス留学記<人って案外簡単に死ぬのかも・・・>

数年前、兄が車で事故った。少し怪我をしたくらいで大したことはなかったように見えたが、本人は走馬灯が見えたらしく、「人って案外簡単に死ぬのかも…」という言葉とともに事故があった年に仕事を辞めた。今、彼は自分の好きな場所でフリーランスとして働いている。そんな兄を見て育ったわたしは、なんだかんだ彼に触発されて、『みんな最後は死ぬのだから好きなように生きてやる』をモットーに仕事を辞めて今月フランスへと音楽留学にやってきた。


音楽留学をするという選択に至るまでは割と葛藤があった。『好きなように生きてやる』なんて言ってみてもやっぱり学生の間は収入が無いし、将来が見えない不安もある。けれどそれを相談したら、おばあは笑って「何事も経験よ」と言った。肯定するでもなく否定するでもないおばあに背中を押されたわたしは、準備を進めることにした。


出発は羽田空港から直行便で14時間のフライト。映画5本を見ても時間に余裕がありとても快適。機内食は3回。毎食大変美味しいので食事がとにかく楽しかった。

味噌汁とかサラダとかご飯とか


空港に着いたらドキドキの入国審査を終えて、これから1年間は住むことになるだろう物件へ。街のそこら中に犬のフンが落ちていたりゴミ箱が至る所に設置してあることに異国感を感じながら、いよいよ始まる生活に胸の高鳴りを感じた。


おわり

読んでくださりありがとうございます!また書いてみます。

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