一緒には

そうだよ
僕はどうしたって笑えない奴で、
キモい奴で、          (´∀`о)
すぐ叫ぶ奴で、
何をするにもダメな奴だ。

そんな僕の前に
マネキンを肩車している君が、
「やぁ」
と現れて、
「これからプールに行くんだ」
と風船ガムじゃなくて、
風船をクチャクチャしながら、
そんな報告をしてきた。

それに対し僕は、
「そりゃいいね」
なんて言って、
「夏はプールだよね」
と続け、
「じゃ、楽しんできて」
と一分にも満たない会話で別れを告げた。

別に彼のことが苦手って訳じゃないけれど、
なんだかあんまり一緒に居たくなかった。
自作のへその緒を作って、
へそ出しファッションならぬ、
へその緒出しファッションをしている僕があれこれ言えた身じゃないのは分かっているけど、
あんまり彼と一緒には居たくなかった。
うん、居たくなかった。
そんななんか、そういう気分だった。

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