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ロンドンの記憶「α」美しい駅、St Pancras station 「St.」と書くんじゃないの?

駅にみえない美しすぎる駅舎

ユーロスターでロンドンに到着した。数年前のこと。

記事冒頭の拝借した美しい写真、駅でして。

言われなければ初めて外からこの建物を見たらわからなかっただろう。

この到着した駅の建物があまりにも素晴らしく、駅から外に出て、全体が見える距離まで離れた後、しばらく見とれていたことを思い出した。もちろんできた当時のままではない。美しさを保つ為の改修もされているようだ。
素人目には最近直したなどと気になるところはなく、昔からそこに佇む、歴史と風格を感じさせるものだった。それでいて優美、壮麗。ああ言葉が足りない。

駅名の綴りに「.」がないのはなぜ

英語の綴りをみておや。「St」の後にピリオドがついていないことに気が付いた。調べてみるとこの駅正式名称はピリオドが付かない書き方のようだ。

この駅の名前はSt Pancrasと書くのだが、これは昔からある
聖パンクラティウス(St Pancras)というキリスト教の殉教者に
ちなんだ地名で、地名については一般的にピリオド(.)を使わないで書くことが多いのだとか。

でも隣接する地下鉄駅の名前は「King’s Cross St. Pancras」と記載するようで
駅名にピリオドを使うと駅名が長くても読みやすくなること、
2つの駅が繋がっていることを示すために「.」をいれるようだ。

このセントパンクラス駅にはハリー・ポッターの9と3/4番線の表示があったのだが、当時はまだハリー・ポッターを見ておらず、帰国してから全てみた。スーパーのカートみたいなので壁に突撃していくシーンを後から見てこれだったのだとわかった。

数年前のことなのに、webの写真からですら、外側から見たこの駅の素晴らしさに酔う。世界中で好きな駅の1つ。有名建造物の中には実際に見ると失望してしまうものもあるけれど、ここは期待を裏切らない。