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不満さえも成長の種 

パーソル総合研究所の調査結果を取り上げた記事を昨日掲載しました。(出所:パーソル総合研究所・法政大学 石山研究室「ミドル・シニアの躍進実態調査」)
不満だらけの元金融マンのビフォアアフター|野見山 敦  ファイナンシャルプランナー事務所代表/早期退職成功組|note

伸び悩みタイプをわたくしが無視できない理由

伸び悩みタイプ(50代前半に多い、多忙感が強い、会社や職場や上司に不満がある、昇進は今後可能と考えている、キャリア展望がはっきりしていない)が4割程度見られたということでしたね。中高年のセカンドキャリア・キャリアチェンジ支援をメインに活動しようとする自分にとっては、4割を占めマーケットでは高シェア、キャリア展望がはっきりしないという特長、自分もかつては伸び悩みタイプだった、から考えると無視できない層だと感じています。

不満の持っていき場所が無いからキャリア展望がはっきりしない

自分の経験からの導きでは、キャリア展望がはっきりしないのは、不満の持っていき場所がないということと関係していると考えてます。例えば、「人生100年時代だから定年後の働き方を計画しなければいけない」「副(複)業時代だから自由な働き方が選択できる」「学び直しして労働市場での価値を高めよう」というようなことは頭ではみんなわかってます。でも、煮えたぎるような今抱えている不満が、新しく一歩を踏み出すとか、心の向きを自然体で変えるといった行動を邪魔させてると見立てています。

心に余裕がない人に人生論は通じない

 個人的な意見ですが、50歳からのキャリア本や人生論を読んでみても、この伸び悩みタイプの屈折した不満を昇華させるような解決策を提示しているものは見た記憶がないです。世間のキャリア本は心に余裕がある人やセカンドキャリアの具体的なイメージがある人には通じるんだろうなあと思うところです。個人的な意見ですよ。

成仏・生贄の場所でありたい

 世間のキャリア本に手ほどきがないのであれば、自分が手を挙げてやってみよう。不満を吐き出す場所になりたい。わたくしはそう考えています。古い自分に死んでもらえるほどに不満を全部吐き出してもらう。成仏・生贄です。そのうえで、何ができるか一緒に考える。そんな支援のスタイルを考えています。

不満さえも成長の種、そんなことでよろしいのではないでしょうか。


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