見出し画像

豊かな大人になるために学びたいこと

2023年、今こそ学びたいことは、ズバリ、歴史です。
歴史というとちょっと広いので、とりわけ日本の現代史を学びたいと思っています。

なぜ今になって日本の現代史を学びたいかというと、教養のある大人になりたいと思ったからです。
教養がないと冗談のレパートリーが、セクハラとパワハラと下ねただけになる、という話をどこかで聞いて、なるほどと思って。
(そういう困ったオジサンに何人も出会ってきたから。)
教養がある人というのは、どこか人間として深く、豊かですよね。

そして、教養を身につける第一歩が、歴史を知ることだと思うのです。

新型コロナウイルスをはじめ、様々な要因で刻々と変化していく世の中….
その変化はどこからきているのか、今世界で起こっていることにはどんな背景があるのか。
そういうことをひとつひとつ紐といて、知っていく。
そんな学び方をしたいと思っています。

ここで、最近学んで知ったことをひとつ。
近年、世界では経済格差が広がっていることが問題になっていて、我が日本も例外ではありません。
でも、日本では永らく中間層と呼ばれる人たちが多くいて、アメリカなどの諸外国ほど格差を感じることは、これまであまりありませんでした。
(日本人の識字率はとても高いし、おおよその場所で綺麗な水が飲める。)
それはなぜか。
とてもざっくりいうと、第二次世界大戦に敗戦して、お金持ちが資産を失い貧しくなったことで経済格差はぐんと縮まり、その状態で高度経済成長期を迎えたから、ということだそうです。
格差があまりない状態でぐんぐんと経済成長できたために、「一億総中流」が実現したんだとか。

こういった歴史的な背景を知ると、今目の前で起こっていることが、自分の事として感じられるようになります。
当事者意識が芽生える、というのか。
脳のシナプスがぴん!ぴん!と繋がって、難しいと思い込んでいたこともすっと腑に落ちます。

歴史を知り、歴史から学び、そこから今や未来を見つめて考えられるような、そんな教養のある大人になりたいのです。
受験生の頃、語呂合わせで必死で暗記した、歴史という科目。
でも今度は、ひとつひとつ意味や繋がりを考えながら、面白がって勉強したい。

そのために、まずは四の五の言わずに活字を読もうと思います。
主に新書と新聞。
文章を読むことはこれまでも好きだったけれど、今年はより一層。
そして、読んで知って満足せず、可能なら一歩踏み込んで自分で考察してみたい。

歴史なんて今さら勉強して何の役に立つんだろう、これから何に活かすつもり?と自問したくもなりますが、私はやっぱり豊かに歳を重ねたいから。
教養を積み、品位ある大人になる一歩として、今年は歴史を学んでみたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?