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【映画感想文⠀】となりのトトロを観て

このアニメは、サツキとメイの姉妹が都会からのどかな田舎に引っ越すところからはじまります。

舞台は、昭和30年代の埼玉の、風情ある喉かな自然の中です。

喉かな田舎と幻獣たちの存在が、子供の頃のワクワクを蘇らせてくれる、そんな懐かしいアニメであります。

大抵の人は、大人になると都会に出て殺伐とした中で時間に終われ、忙しなく働くことになります。

こうして、大事なことを忘れるようになってしまうのだなと思い、寂しく感じてしまいます。
人間は、本来自然と共存して生きていきましたが、時代が進むに連れて自然破壊が進み、道路が出来、高層ビルや高層マンションが次々に建てられました。

私たち大人は、それが当たり前のような感覚で時間に終われ、否応無しに組織に順応し自由を縛られ生きています。

『 となりのトトロ』は、人間が自然と共存する大切さ、人間は本来、自然の中で、のびのびと自由に生きるのが本来の在り方なのだと、感じさせられました。

大人になると、感覚が次第に現実的になっていきます。

自由な心、好奇心や冒険心が失ってしまいます。

トトロやネコバスが見えないのも、その為なのではないか?と、考えられました。

また、トトロやネコバスが見えなくなるということは、子供が自立した証拠、大人の階段を登る上で必要なのかも知れません。

このアニメは、大人が失ってしまった大事なものを、甦らせる懐かしさをそそる、そんな映画です。

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