見出し画像

創作活動の思い出と、凡人以下の自分を悟り受け入れる苦しみ。

私は、昔から絵や小説が趣味であった。

描いて表現し、世界に浸るのが好きだった。いつか世に出したい、のようなことも思っていた。

だが、私は内向的で暗い青春時代を過ごしてきたため、感覚が周りとズレていた。
少女漫画や少年漫画のようなキラキラした感じは、想像することが困難だった。その概念そのものが分からなかった。

描いた絵や漫画は、母親から気味悪がられ「家中に邪気が移る」と、破られたり、捨てられてしまった。

サイトに何度も何度も応募したり投稿したのに、誰からもお声がかからなかった。

他の選ばれたキラキラした作品達との、世界観の差に絶望させられた。

他サイトにも誘導されたりもした。

私が初めて本格的に小説書きサイトに投稿したのは、7年少し前になる。
ノベルdays、カクヨム、アルファポリス、ステキブンゲイなど、複数のサイトに投稿していた。一つの作品を複数投稿してもいた。

それよりも昔にぼちぼち書いてきたが、そこまで力を注いではなかった。
小説の主人公の女の子は、自分の分身のような存在であり、勉強や、人間関係、仕事など不運続きであった。霊力があり、何度もトラブルに巻き込まれ、カッコ良いボーイッシュな死神の女の子と共に彷徨える霊魂を除霊したり、悪霊を退治する話だ。
だが、需要はなく、結局、需要から大きくズレてしまっていた。
この作品は、改訂を重ねたのに、あまり意味のないものとなった。

次に考えたのが、ダークファンタジー小説で、異世界で妖魔を退治するという話だ。

この作品は、漫画でよく書いてきたが、見向きはされないものだった。
主人公の女の子は、天真爛漫だったが、自分が書きやすいように改訂を重ね、クールでかっこいい性格になった。

ヒロインは、私の憧れだった。バトル描写もカッコよく書けたし、皆読んでくれる筈だ、気に入ってくれる筈だとばかり思っていた。

だが、話が自己満足のような感じで世間の需要とは、ミスマッチだったから、伸び悩んだ。
何度も改訂を重ね、派生版を書いたり、メインヒーローを入れ替えたり性格を考え直してきたが、結局、自己満足に終わってしまった。

次に書いたのが、SF小説だ。
200年後の世界の、23世紀のやや近未来の話だ。アンドロイドと、異能力を持つ人間がバトルする話だ。ギャンブル的な描写もある。

この小説は、漫画原作に描いていたこともあるし、以前から改訂をし書いてきた話である。

だが、話が変な方向に流れてしまい、その他、圧倒的な需要の噛み合わなさ、実力の足りなさで、挫折してしまった。

一番宜しくなかったのが、男性読者が多いサイトで、知性あり高身長で細マッチョな完璧超人な若い男を主人公にしたことだろう。

その他、メインの男キャラ達も、そんな感じ。しかも、ほとんど全員大型サイズのバイクに乗っている。

これだと、男性読者は、流石に読む気は起きないどころか、抵抗を感じてしまうことだろう。女の理想を詰め込みすぎた、理想の男性像になってしまっていたのだ。

男性作者の理想な女性像は、女の私は抵抗がある。

私は、逆の立場を想像出来てなかったのだ。

そのほか、SF二作、ゲーム系でサイコパスキャラが出てくる…などの作品を書いてきたが、私の作品は、結局、日の目を浴びることはなかった。

 どの作品も書いてる自分が書いてて愉快なだけの自己満足に終わってしまい、虚しく終わった。

今書いている小説もそうだ。ファンタジーの世界の話で、少女漫画を参考にして考えだ話だ。
天真爛漫な魔女の女の子が、前向きに魔法学校で活躍する話だ。

世間の需要を考え、人間関係や心理描写、表情の細かな描写にも気をつけた。

キラキラした明るいノリの良い感じにするように気をつけた。

話の流れに違和感を感じ、改訂版も書き、ほのぼの明るくコミカルな感じにした。

少女漫画や小説読んで、ひたすら研究を重ねてきた。
ホラー系に力を注いでいたこともあったが、伸び悩んだ。

だが、順位は伸び悩み、累計、2000位より下で、書籍化からは程遠かった。

その上、話のネタがつき風呂敷広げすぎてしまい、変な方向になった。当然、ランキングも伸び悩む。

圧倒的な実力のある面白い作品達の前で、精神ボロボロになり尽き果てた。

本を沢山読んできた。

絵や漫画もそうだ。昔から描いてきたのに、特に絵はかなり描いてきたし色んなもの参考にしたり、他の上手い絵を見て研究も重ねてきた。絵の通信教育もうけたことがある。

だが、私には実力が足りなかった。どう頑張っても複数のサイトに投稿しても、誰からも見向きもされい。圧倒的な才能たちの前に愕然とする、絶望する。

結局、創作活動でほぼ全くお金にはならなかった。

絵も、漫画も、小説も日の目を見ない。
全体で、完全に埋もれてしまうレベル。

創作垢は、自分からフォローしていかないとほぼ全くフォロワーが増えない。
いいねも義理では無い限り、30以下。

若いうちから、創作系の学部や専門学校出ていたら違っていたのかと、悔いることもある。一時期創作モチベーションなく、離れて他のことに夢中になっていたのだ。

勉強や仕事ができない、知力コミュ力低いのなら、せめて創作活動で上を目指したかったのに、

今の最低賃金の雑務的な仕事でしか収入でしか稼ぐ能力がないのか…と

結局、私は何者にもなれなかったのだ…と、とても悔しく哀しく絶望している。

今までバカにされてきたし悔しい思いを沢山してきたから、日の目を浴びたい、健常者たちをギャフンと言わせたい気持ちが強くあったのに、だ。

色んな話題の作品見てきて、自分との差を感じさせられた。

自分のこと、応援してくれた、作品を熱心に見て応援してくれた人がいたが、私はその約束?の、売れっ子作家?とは程遠い人間なのだと気づかされた。

苦しんだ分、幸せになれる、プラマイゼロとか良く言うけど、それは励ますための綺麗事の言葉であるのかな…?と、すら思う。

色々な作品を研究してきたが、感覚や経験の穴は埋められないのだろうか…?

無駄に高い理想を掲げず、平凡な自分を受け入れ、凡人として何気ない日常に幸せを見出して生きていくという事も悟るが、それがまた、難しい。長年追い続けた夢や希望を諦めるのも苦しい。
自分の世界観が受け入れて貰えないのが、絶望的である。

マイナーな感覚故の、苦しみがある。
コメントすらつかないのは、悲しい。
書籍化や漫画原作は、夢のまた夢なのだろうか?

普段は、人間社会で何の役に立てず与えられない虚無な気持ちで過ごしてきた分以上に、自分は創作物で光を与える側の人にすらなれないのかという、影側の人間なのかと悲しくなる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?