映画『耳をすませば』の感想
映画の感想について、書いていきたいと思います。
10年後の大人になった雫と聖司の物語です。
中学生の頃の雫は、読書家で、想像力豊かな女の子でした。彼女は、初恋の人が出来ます。彼は、クールでミステリアスな性格をしており、雫にドライな対応をしました。
お互いにツンケンしていましたが、次第に心を通わせるようになります。
この初恋の少年の名前が、聖司です。
聖司は、大志を抱きチェロリストを目指してイタリアで修行をします。
彼は、ストイックに練習を重ね楽団で認められるようになります。
彼は、大志を抱き頑張っているのだと思います。
雫は、出版会社で働く傍ら小説家を目指します。
彼女は、とある絵本作家の担当になりますが、わざと気を遣われるのがバレ、担当から降ろされてしまいます。
上司から怒られ、執筆も思うようにいかなく感じることがあり、夢を諦めようか悶々としていました。
雫は、小説で成功するのは、ごくほんのひと握りで遠い夢のように感じていたのだと思います。
雫は、遠い異郷の地で上手くいっている聖司に対して、次第に距離を感じるようになっていきます。
イタリアで再々するも、彼との差を改めて見せつけられ益々悶々としてしまいます。
そこで、雫のせつない気持ちが伝わり、私は応援したくなりました。
聖司は、そんな雫を説教することなく、変に励ますことなく、ありのままを受け止めます。
いつまでも夢を追い続けるのは、メンタルも必要になります。
身近な人が異郷の地で成功している傍ら、それに比べて、自分は…などと、虚しい気持ちにもなることでしょう。
ですが、2人で共に未来を見据えて希望を持つようになり、私は、雫と聖司を応援したくなりました。
初めはギクシャクしていた二人でしたが、お互いの夢を応援し合い、共に未来へ向かって健気に前え向いて生きていく、何処と無く懐かしさも感じる素敵な映画です。
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