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ADHDと内向的感覚(Si)の弱さについて

ADHDの人の六割が、外向的直感型(Ne)が高い傾向にあると言われています。
外向的直感とは、閃やアイディア、発想や連想、インスピレーション、多角的な視野、物事を真相を探る、可能性、イノベーションなどの特徴があります。
脳内多動のマジカルバナナ的な感じが、外向的直感と類似してそうです。

例  雲⇒綿あめ⇒駄菓子⇒駄菓子屋⇒レトロ

通常の人なら、雲といったら雲に関することしか感化ませんが、ADHDの人は、脳が勝手に次々と連想を起こしてしまいます。

今その瞬間を、勝手に脳がはみ出してしまい、全く関係ないことに意識が向いてる感じです。

その一方で、対極となる心理機能、内向的感覚(Si)が弱い傾向にあるんじゃないか?と、思います。

Si(内向的な感覚)とは、過去の事実を回想、探究して頭の中の具体的な記憶を思い出したり、味わったりする能力です。 一つのことを深ぼるのが得意で、すでに確立している領域の中での確かな事実とデータ、規則やルールをもとに、専門領域でその高い能力を発揮します。

内向的感覚は、細かい部分に注視したり、過去と現在を照らし合わせたり、過ちを犯さない、過ちから学ぶ、過去に関する記憶を大事にする、継続する、着実に物事をこなす、伝統と慣例に習う、などの特徴があります。


ADHDの私は、弱い傾向にあります。

この前、心理機能を受けてみましたが、見事、外向的直感が高く内向的感覚が大きく下回っています。


私は、子供の頃は、人の話は忘れてしまうことが、少なくありませんでした。

習い事の待ち合わせや部活の待ち合わせも間違え、周りに迷惑かけてしまいました。

よくその上、昔からよく物が行方不明になります。

約束忘れ、遅刻、人の話忘れる、期限切れや、未払いなどの連続です。

あらゆる思考が脳内を埋めつくし、次々と斬新な思考をする外向的直感の影に、内向的感覚が追いやられている感じがあります。

私は、考え事して肝心な物事が疎かになってしまっていたり、ケアレスミスをしてしまう、周りに迷惑かけてしまうなどのことが珍しくありません。


その一方で、対極となるSJ型の人達が、何故有能に見えるのか、分かるような気がします。

彼等は、普段は外向的直感を優先として使わう事が少なく、その分、余計な雑念がなくしっかりタスク処理する能力が高くあります。

その分、今にしっかり集中し、やるべき事を怠らずにやり続けることが出来るのです。

その為、彼等は、仕事は優秀であり評価が高く社会からの信頼度は厚いことでしょう。

この外向的直感の高さと内向的感覚の弱さが、ADHD故の生きづらさを生み出しているのではないかな?と、思っています。

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