んもーもどかしい

看護学生時代のお話、学校専用のスクールバスにのり学校に行っていたグランス君。バスには乗る場所の指定はないのだが、4年生の先輩が一番後ろの座席に座るのが慣例だった。

先輩は時々、私たちに話しかけてくれた。学校は慣れたか?わからないことは無いか?困ったら相談してね。お休みは何してるの?などなどである。先輩は神様と思っていた1年はホッとするのでした。

そんなある日、先輩が何かを口ずさんでいた。
「テッテッテッテッ♪テレテテーン♪」
ん?
「テッテッテッテッ♪テレテテーン♪」
んんん?
どこかで聞いたことあるリズム…しかもそこで終わるからもどかしい。
仕事中も、授業中も時々、頭からこびりついて離れないのだ。
先輩に「あの口ずさんでた曲って何でしょうか?」とも聞けない…
謎の音楽。ますます気になる…。もう何も手につかない…

職場の人に聞いても、何だろう…と言われるだけ。どうしよう…。
すると…買い物に来たスーパーでその音楽が流れていました。

脳内検索が私に伝えます「この音楽は気志團だ」そう気志團のワンナイトカーニバルだ!行こうぜ無限大の彼方へである。やっと理由がわかりホッとしたのである。先輩わかりましたよ。そう思いながら数日…イントロだけじゃくてサビまで行こうぜ、無限大の彼方へと期待している自分が居た。生殺しである。サビまで行くから歌はテンションが上がるのである。

いうなれば、ウルトラソウルの
そしてかがーやーく!
そしてかがーやーく!
で生殺しである。

もーやめてくれきつすぎる。ワンナイトカーニバルさせてくれや。
もやもやして数日、ついに事実が発覚する。

4年の気志團先輩に対して、他の先輩が
先輩「最近そればかり歌ってるけどさ、何の歌?」
気志團先輩「いや、言うほどじゃないよ」
先輩「気になるからいってよー」
いいぞ先輩聞いてくれ。だけど私は知ってる。気志團です
気志團先輩「あれは、たらちゃんが登場した時のbgm。めちゃかわいくてていいなーって」
タラオーーー!!えええーーーーまさかのタラオ。サザエさん…。
私、気志團だと思ったなのにタラちゃん。学ラン来たお兄さんじゃなくて、短パンはいたお子様だったんかい!
ともあれ、まさかの結末でしたがサザエさん見るたびにその先輩を思い出すのでした。

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