少し解けた気持ち

最近蟲師を見だした。
『柔らかい角』という題名。


『蟲師/柔らかい角』


男の子「ちょっと散歩するだけ。ずっと家の中にいたら余計おかしくなる。母さんの死んじゃった時のことばっかり思い出すからさ。」

この子はまだ子供で動ける体がある。
祖母はそれを紛らわせるような行動が難しい。
気力の問題や歩行の問題色々な要因が重なって。
ほんとにぼーっとしてる間
昔の記憶などでいっぱいになるんだろうな。
突然誰も分からないカバンのことを探し始めたり。
自分から縁を切った友達の事を今まで忘れてたのに縁を切る前の友達の記憶が戻り『挨拶してくれなくなった無視されてる。』って悲しんだり。

きっと、社会や人と孤立する前の楽しい繋がりがあった頃にトリップしてるんだと思う。

この話しをみて少し自分の心が辛くなった。

一旦しんどく縛り付けてくる祖母ではなく
この男の子のように小さくか弱い幼児に当て嵌めたら

何かとははっきり表現出来ないが
まだ、寄り添える心の余裕が出てきた気がした。

けど、自分のことはよく知っている。

あまり長くは続かない
どんなに気持ちが良くなっても
また同じ状況に立たされるとそう簡単には行かない。

だけど、この物語を知らなかった時よりかは
もう少し違う見方ができるようになった。
有ると無いとでは違うから。

いい経験ができたと思う。



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