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台本を書いたの誰?映画「トランボハリウッドに最も嫌われた男」で知った脚本家の知られざる熱い人生

こんばんは。ムララボです。
私、映画好きでありながら、そのシナリオを誰が書いたかについてはほとんど関心を持っていませんでした。

この映画は、当時の国家的な統制のおかげでブラックリストに載ってしましったダルトン・トランボが本名を隠して書いた作品がアカデミー賞をとってという実話の物語です。

映画『トランボ』は、主なキャストは、ブライアン・クランストンが主演を務め、ヘレン・ミレンやダイアン・レインも出演しています。監督はジェイ・ローチ。伝記映画ですが、ハリウッドの裏側を描いた社会派ドラマとしても楽しめます。

ストーリー

物語は、1940年代から50年代のアメリカを舞台に進みます。共産党員であったトランボが、ブラックリストに載せられたことから始まります。彼はハリウッドでの仕事を失い、偽名を使って脚本を書き続けます。
泣けてきそうになるのは、トランボが、生活のため、家族のため、名誉を捨てて偽名でB級映画の台本を書きまくるシーンです。
誰よりも早く倍速で書くのです。そのスタイルがユニークです。お風呂にでタイプライターを持ち込んで、タバコを吸いながら仕事をバリバリこなすのです。

やがて、彼の偽名作品は、オスカーを受賞するのです。
家族は、授賞式をテレビで見ますが、実名ではありません。

主役たちの心と時代を映す演出の心地良さ

50年代のハリウッドの再現には見事です。カメラワークも巧みで、トランボの孤独と闘争を視覚的に表現しています。音やBGMも、作品の雰囲気を引き立てています。例えば、彼が深夜に黙々と執筆するシーンがあるかと思えば、テンポ早いカット割りも。見ていて気持ちよいです。

名は捨てても仕事も家族も愛した頑固親父の職人魂

『トランボ』は非常に見応えのある作品です。特に、ハリウッドの歴史や社会問題に興味がある人にはお勧めです。ブライアン・クランストンの演技は圧巻で、彼の表情や動作からトランボの苦悩が伝わってきます。

映画の脚本が誰によって書かれたのか、もうすこし興味を持って注目しようかなと思いました。

彼が書いた有名な映画作品には、以下のものがありますが、その昔名画座あたりで「ローマの休日」を見た私は、まさかと驚きでしたね。存じ上げませんでしたので。

  1. 『ローマの休日』(Roman Holiday) - トランボは偽名で執筆し、最終的にはオスカーを受賞しましたが、当時は彼の名前ではなく、イアン・マクレラン・ハンターの名義でクレジットされていました。

  2. 『スパルタカス』(Spartacus) - こちらもトランボが執筆した作品です。カーク・ダグラスの支持により、トランボの名前が正式にクレジットされることになりました。

映画はこちらからご覧いただけます。



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