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私たちは

私は功太とどうしても一緒になりたかった。一緒に生きていきたかった。一緒になれるならなんでもするし、何もいらないと思った。なんでも渡すから功太と一緒にいたいという願いが叶い一緒になれたのに
涙がでるほど嬉しかったのに
毎日幸せをかみしめていたのに

そんな日々は一年も続かず

功太のことも自分のことも憎くてたまらない
私には帰る場所もなく、行く場所もない

心の自由も魂も売り渡してしまったのでどこにも行けずにここにいる
しかできない、私たちは。



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