【介護日記】#10 72歳義父の介護体験談

私は58歳の女性で、ここ3年ほど、家族と共に72歳の義父の介護をしています。義父は甘えたがりの性格で、以前から自分で行うことを避け、他人にやらせることを好んでいました。しかし、ここ数年の間に彼の短期記憶が急速に悪くなり、生活の一部を自分で行うことができなくなりました。例えば、食事の温めすら彼には難しく、家族に頼むしかない状況です。

しかし、彼が本当に自分で何もできなくなったのか、それとも甘えているだけなのか、その見極めがとても難しいです。夜中でも私たちを呼びつけ、すぐに来ないと癇癪を起こします。自分のことをいつも優先してほしいと要求し、彼の要求に答えないと故意に失禁することもあります。その後の処理は洗濯機で行いますが、義父と向き合って話すこと自体がとても疲れるのです。

この厳しい現実を経験した私から、これから介護を始める方々にアドバイスをいくつか提供したいと思います。まず、介護はプロに任せることが大切です。介護保険を最大限に活用し、ケアマネージャーと相談しながらヘルパーに介護を任せることが重要です。さらに、精神的に問題があるような行動を見つけたときには、すぐにケアマネージャーに相談し、専門機関につなげてもらうことをお勧めします。私たちはその過程を躊躇した結果、3年間を無駄に過ごしてしまいました。

また、介護の問題は一人で抱え込まず、一人に押し付けもしないことが重要です。行政に相談すれば、意外な解決策を提供してくれることもあります。

ぜひ少しでも皆さんの介護生活と私生活のバランスが良いものになることを願っています。

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