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【映画#68】「カリオストロの城」『あの空の下で』より

こんにちは、三太です。

GW真っ只中ですね。
今年は少し家族で遠出ができそうです。
4月がかなりハードだったので、ここでしっかりとリフレッシュしたいです。
そして、GW明けもボチボチ頑張っていきたいと思っている今日この頃です。

では、今日は『あの空の下で』に出てきた映画、「カリオストロの城」を見ていきます。
『あの空の下で』に出てくる13作の映画のうちの13作目、ラストです。
12作目は「てなもんや商社 萬福貿易会社」というコメディ映画なのですが、まだ見られていません。

基本情報

監督:宮崎駿
声優:ルパン三世(声 - 山田康雄)
   峰 不二子(声 - 増山江威子)
   次元 大介(声 - 小林清志)
   銭形 幸一(声 - 納谷悟朗)
上映時間:1時間40分
公開:1979年

あらすじ

ゴート札という偽札の謎をとくために、カリオストロ公国に潜入するルパンと次元。


                                             次元とルパン

そこでカリオストロ城に匿われているクラリスという姫の存在を知ります。
そして、カリオストロ城を探ってみると、どうやら怪しい雰囲気が伝わってきます。


                                            伯爵とクラリス

カリオストロ城の主である伯爵はクラリスの持つ指輪を手に入れるため強引に結婚をしようと目論んでいます。
この指輪が手に入れば財宝が手に入るようなのです。
これらの事情を知り、まずは姫を助け出そうと動き出したルパン達。
そもそもなぜか城に潜入していた不二子。
ルパンが来るという知らせを聞いて駆けつけた銭形。
そしてカリオストロ城に深入りすればするほど、城に隠された謎が浮かび上がっていきます。
ルパンに起こった10年前の事件、出会いも絡んでカリオストロの城を取り囲む情勢は複雑な様相を呈していきます。

設定

・ある小さな国が舞台
・偽札
・少女を悪い奴から救う

感想

ルパンがめっちゃ良い奴でした。
女たらしの感じはあるのですが、大事なところではしっかりと相手を尊重することができる人物設定となっていました。
そして、手持ちのもので難局を打開していこうとするその姿勢も見ていて気持ち良いです。
次元と二人で、事件を楽しんでいる感じも良かったです。(自分だったら面倒くさいと思いそう・・・)
もちろんアニメだから、フィクションだからと言われればそれでおしまいなのですが、見ていて気持ちよくなる、楽しくなるというのは素晴らしいなと思います。

宮崎駿さんが監督ということで、至る所にいわゆるジブリっぽさというのがあるのですが、特に私は伯爵の家来である覆面男がジブリっぽいなと感じました。
「千と千尋・・・」の顔なしのような、固有名のない匿名性を帯びた人物は特徴的かなと。
あとは、ルパンの車が分解されていくシーン。
ここなどはちゃんと内部構造がわかっている人でないと描写できないシーンだと思いました。
宮崎駿さんは飛行機をはじめ機械類が好きだったような・・・。
有名な作品だったので、これまでも部分的には見たことがあったのですが、今回はじめて全編を通して見ることができて良かったです。

盗んだのあなたの心春野ゆく

その他

・ウィキペディアより
→モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第2作で、宮崎駿の劇場映画初監督作品である。

『あの空の下で』内の「カリオストロの城」登場シーン

両店のメンバーズカードまで持っているという彼女から、ずっと誘われてはいたのだが、子供の頃からほとんど漫画を読んでおらず、国民的映画であるジブリ作品でさえ『カリオストロの城』しか観たことがないくらい、その手のエリアとは無縁な人間だったので、なんだかんだと理由をつけて断っていた。

『あの空の下で』(p.183)

これは「オスロ」というエッセイの一節です。
吉田修一さんがある女性編集者に「メイドカフェ」と「執事カフェ」に誘われるというエピソードを語るくだりで出てきます。
まあただここからわかるのは、吉田修一さんはあまり漫画を読まないし、ジブリも見ないということぐらいですかね・・・。
でも「カリオストロの城」は別だったと。
吉田修一さんが唯一見ていた貴重なジブリ作品ということですね。

吉田修一作品とのつながり

・ちょっと今回はわからないです・・・

以上で、「カリオストロの城」については終わります。
これで『あの空の下で』に出てきた映画はひとまず見終えることができました。
次は作品紹介に戻ります。

それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

画像の出典:映画ドットコム「カリオストロの城」  

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