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おばあちゃんが入院した

悪いことは続くって本当だ。


「おばあちゃんが入院しから病院に行くよ」

「・・・・・」

もう、ずいぶん会ってなかった。


本当は、たくさん話したいことがあったけど・・

僕は、あの日以来、少しの勇気さえ持てずにいた。


会いたい・・


僕は、母親とおばあちゃんに会いに急いだ。


ベッドに横たわってる弱弱しいおばあちゃんがそこにいた。

「おばあちゃん・・」

「あぁ、おさるか・・」


何て声をかけたらいいんだろう・・


「元気か?」

おばあちゃんがそう呟いた。


あの頃の優しい顔が懐かしかった。

「おばあちゃん大丈夫?」

「うん」


母親が気を使ってか僕とおばあちゃんの二人にした。

「ちょっと飲み物飼ってくるわ」


僕は泣いていた。


「おさる元気か?」

また、おばあちゃんは聞いてきた。


僕があの時、おばあちゃんに

「いなくなって欲しい」

そう言ったこと覚えてる?


本心じゃなかったこと本当は分かって欲しくて

僕は、ここに来たんだ。


「おばあちゃん・・ごめん」

「あぁ、うん」


体の弱かった僕を誰よりも心配してくれて、いつも傍にいてくれて

本当にありがとう


「おばあちゃん・・」

言葉が出てこなかった。


「立派になったなぁ~」

「立派じゃないよ・・」


僕は、立派なんて呼べるわけもなく

落ちぶれてる姿を見せてしまった・・・


「おばあちゃん、ちゃんとゆっくりして元気になって」

「うん」


また、来るから!!

つづく


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