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タロー僕ともっと遊ぼう

「あれ、タローは?」


「調子が悪くて、病院に行ってる」

父親が言った。


「行くぞ」

「え?」


まだ、頭の中が混乱している僕はに父親はまくし立てた。


「おい、早くしろ」

「あ、うん」


詳しく聞きたかったけど父親は慌ててる様子だった。


車に乗り込んだ。


「タローは?」

「突然、ぐったりしてな・・・」


僕の心臓は飛び出すほどの音を立てていた。

父親はいったん戻ってきて僕の帰りを待っていたらしい。


「大丈夫?」


父親は何も答えなかった。


「お兄ちゃんたちは?」


父親の答えがなかったことに僕の不安をあおってしまった。

僕がタローと1番の仲良しだった。


タロー

大丈夫だよな?

タローまた僕と遊ぼうな。

病院で僕を待ってるんだろ?

早く僕と遊びたいって・・・


すぐ行くから

待っててよ。


病院から帰ったら少ししんどいだろうから


ゆっくりしてまた

絶対僕と遊ぼうな。


つづく

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