見出し画像

これからの時代をどう生きるか 「LIFE SHIFT 2」 要約・所感

おはようございます。本日はLIFE SHIFT 2を取り上げたいと思います。

先日のLIFE SHIFTの続編であり内容としては、前作が概要であるのに対し実践編というような位置づけであると印象を受けました。前回の記事をまだお読みでない方はそちらも読んで頂ければと思います。前作同様に人生100年時代を生きる上で重要な考えについてより具体的に。本書から学んだことについて以下の三つに絞ってまとめていきたいと思います。

1. テクノロジーに対する考えのシフト

ムーアの法則とは聞いたことがあるでしょうか。これは米インテル創業者であるゴードン・ムーア氏が1965年に発表した半導体技術の進歩についての経験則で「半導体回路の集積密度は18ヶ月で2倍となる」という法則です。

現在までにテクノロジーはこの法則に沿うように急速に発展してきました。2011年時点においてインターネット上で交換される年間データ量が1.8ゼタバイトを超え、人類が歴史を通じて記してきた言葉の合計をも上回るとされます。

また、ここ数年では AI の分野の進化が著しく2016年にはGoogleのAlpha Goが囲碁のプロ棋士に勝利する快挙を果たしました。それだけに留まらず40日間に2900万回も対局が可能なAIは既に世界最古のボードゲームの新たな発見をももたらしています。

こうまでなると何れAIが人間の知恵を超えてすべての仕事を奪ってしまういわゆるシンギュラリティの到来が不安視されます。しかし、そんな簡単にはSF映画のような世界は実現しません。

なぜならAIはあくまでも数式を正確にこなす計算機に過ぎないからです。Alpha Goが囲碁では世界チャンピオンに勝利こそできるがインタビューで観客を感動させるスピーチをしたり、祝賀会会場に正確にたどり着くことは出来ないのです。

一方で、AIの得意とする定形業務(計算式に置き換えられる)の要素が多い分野に関しては自動化され、仕事が奪われる可能性が高いとされます。AI時代にもとめられるのは人間らしい能力です。コミュニケーションや思いやり(共感力)、判断力、協調性、創造性というのはAIの苦手分野でありここを差別化してスキルを付けていくと、AIが敵ではなく味方となりより良い未来を築くことができるでしょう。


2. 年齢、時間に対する考え方をシフト

20世紀以降には人間の平均寿命はほぼ直線的に伸びています。これまでの平均寿命は「ピリオド平均寿命」と呼ばれ、過去の死亡率の低下は反映していますが、将来の死亡率の低下(予測)を織り込まないので、2017年生まれの男の赤ちゃんの平均寿命は81歳です。

これに対して、「コーホート平均寿命」は将来の死亡率の予測を織り込んだ寿命であり、これによると2017年生まれの平均寿命は107歳になるとも言われます。

年齢に関する考えのシフトがもう一つ、年齢のインフレ率を考慮すべきという指摘です。そう、サザエさんの波平さんと福山雅治さんが同い年と聞いて驚くあのくだりです。時代とともに54歳に対するイメージも徐々に若返っているという事実を認識する必要があります。今後は暦年齢で人を判断することがますます価値をなくしていきます。

これまでは人生の段階と年齢はある程度共通する部分もありましたが、STAGEとAGEの分離が進み年齢による区別をせず様々な世代の融合が進むでしょう。もともとは世代を超えた人間関係は太古の時代から人類に極めて恩恵をもたらしてきました。

これからの予測困難な時代を生き抜く為には若者は柔軟性と好奇心を、お年寄りは経験と洞察力を相互に与えることで全体の集合知を高めていくことが必須となるでしょう。


3. 企業年金のあり方、働き方のシフト

 これまでの企業年金は雇用年数に応じて退職時に退職金まとめて支払われる形が殆どです。これは終身雇用を前提としており、企業側が雇用者を繋ぎ止めておくという効果もあります。

しかし、これからの時代は終身雇用ではなくキャリア途中でも個人が柔軟にSTAGEを変貌させることも求められます。そんな中で企業年金を無形資産への投資と変容させ、キャリアの道筋をサポートすることも企業の役割りとなってくるでしょう。

また、日本のような超少子高齢化社会においてはシルバー世代の雇用の創出が社会を支える大きな役割となります。この厳しい時代を生き抜くには企業側も様々な年金の形を提供し、引退年齢の引き上げを通して全体の生産性を向上させる必要があるでしょう。


前作と本書を通して、これからの人生100年時代を生きる上での賢い戦略を学ぶ事ができました。私個人としては

・テクノロジーを味方につけるための人間独自のスキルを磨くこと。つまり、無形資産を築き上げることを意識する。

・暦年齢に対する先入観を排除し、他世代との交流を通して多様な意見をとりいれる。

この学びを肝に銘じておきたいと思いました。皆さんもぜひ手にとってお読みください。

こんなnoteも書いています。よろしければご覧ください↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?