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子どもの生活リズムを整える方法。ボトルネックはそこだ!!

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

うちの子、早く寝ないんです。

これは、昨日の懇談で、おうちの方から相談された話です。

「何か心配事はありますか?」と尋ねた時、
おうちの方から
「うちの子、早く寝ないんです。」
と教えてもらいました。

しかも、2人の家庭から。

聞くと、どちらの家庭でも
デジタル機器との付き合い方により
寝る時間が後ろへ後ろへとずれている
ようでした。

1人の家は、
YouTube。

もう1つの家庭は、
ゲームでした。

どちらの家庭でも
「声をかけるんですが、聞かないんです。」
と困られていました。

何時に寝たいですか?

次に、おうちの方に
「何時に寝たいですか?」と聞いてみました。

すると、どちらの家庭でも
「遅くとも、22時には寝てほしいです。」と。

でも実際に寝ている時間は
「23時以降」だとか。

生活に支障がなければOK?

2人の子どもは、
学校生活で大きなトラブルがあるわけでも、
授業中に眠そうなわけでもありません。

生活に支障がないからOKなのでしょうか。

私の考えは、NOです。

問題は、

行動をコントロールできているかどうか。
(今回の場合だとメディアコントロールです。)

だと思っています。

22時までには寝たいという家族での目標があり、

今現在、
それが守れていない。

今後、学年が上がるにつれて
守れるようにはならないと思うのです。

片方の家では、中学からスマホをもたせようとしているようでした。

なおさら、今、メディアをコントロールできていないのに
個人のスマホを持ってしまうと、
余計にひどくなる可能性があります。

おうちの方に、まずそのことを伝えました。

生活のボトルネックは?

2つの家庭とも、
寝る時間を守れないボトルネックは、
メディアとの付き合い方でした。

家庭にあった方法で、
メディアとの付き合い方を見直してみては?
と提案しました。

スマホの時間制限をかける。
テレビ消して生活してみる。
約束が守れるようになってから、スマホを買う。
改めてルール作りをする。

などなど、
本気で改善しようとすれば改善できるものだと思います。

おうちの方とは、そういう方向で話を行いました。

メディアに振り回される子どもたち

他の家庭とも、話をする中で、
数人の子どもたちは、
メディアに振り回されるなと感じることがありました。

そして、そのメディアは
おうちの方が
買い与えているものでした。

最初のうちは、親の監視下で使っていたのかもしれませんし、
ルールを守っていたのかもしれませんが、

ある時からずるずると…乱れ始めているようでした。

もしかすると、ルールも曖昧だったのかもしれません。

メディアは、私たちの生活の中でなくてはならないものになってきています。

だからこそ、適切に付き合う習慣を小さいうちから付けておくことが大切だと思いました。

最後に…

日ごろから
・約束を守る。
・時間を守る。
・決めたことをやり通す。

そんな習慣を積み重ねていくことが大切だと思っています。

メディアと出会ったとき、
・約束を守る。
・時間を守る。
・決めたことをやり通す。
この力が発揮され、
コントロールできるようになるのです。

今日は子どもたちと
理想の一日のスケジュールと
今のスケジュールの円グラフを書かせて、
自分の行動(生活)を見直す授業を行います。

夏休み前に、自分の生活を見直すきっかけを作りたいと思っています。

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