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学校が減っている今だからこそ!

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

学校が減っている!!


少子化や過疎化により、全国で毎年多くの学校が、その歴史に幕を閉じています。その数、公立学校では、約19年間で8580校のようです。

都市部に住んでいると特に感じませんが、
学校がどんどん減ってきています。

私の勤める学校でも
校舎内には空き教室がいくつかあり、
物置や個別相談、個別指導の部屋として利用しています。

学校が減ると…

学校が減り、統合していくと
遠くから通う児童が増え、登下校の安全面などの心配が出てきます。

すると、親が送り迎えをしなくては!!と心配になるご家庭もあるかもしれません。

さらに、友達同士の家が遠い場合、
親が送り迎えできるかで放課後遊べるかどうかも決まってくるかもしれません。

学級が減ると…

学校がなくならないまでも、児童数が減り
学級数がどんどん減っていくことも考えられます。

その際に、交友関係が狭まり、
人間関係も固定化している可能性もあります。

つまり、人間関係に影響を与える場面も出てくると思います。

教員の数が変わらないなら、手厚い指導が受けられる!?

子どもが減り、教員の数が変わらないなら、
1人にかけられる教員の手が増えるのかというとそうかもしれません。

ただ、一方で
手をかけすぎがよいのか。ということも考えられます。

一般的に、学校では、
「支援を必要としているクラス(子)」に
教員を回される傾向があります。

できる子をさらに伸ばすために、人を投入!!とはなりにくいのが現状です。

…となってくると、支援に入った先生は、
目の前の子に対して、たくさんの支援をしようとします。

すると…どうなるか。

子どもたちは、受け身であることが増えてくるかもしれません。

つまり

子どもが減り、
いろいろな友達とのかかわりが減る。

対人関係能力が育ちにくい。

(コミュニケーション力が育ちにくい)

大人が1人の子に手厚い支援をしてしまう。

対人関係において、誰かが助けてくれると学ぶ。

(受け身になる。主体性の欠如)

特に、人口が減っている場所ではそれが見られるかもしれません。

親としてできること。

では、親としてどんなことができるのでしょうか。

以下の記事に詳しく書いています。
お時間のある方は、ぜひ。

最後に…

私が勤務しているのは、1学年2クラスの小規模な学校です。

2クラスしかありませんから、みんながみんなのことをよく知っていて、
すごく仲の良い学年です。

一方で、このまま6年間過ごすので、人間関係が固定化されやすかったり、正(負)のレッテルが貼られたりしたまま進級してくことになります。

良し悪し、両方あるでしょうが
大人が大きな視点をもって少しずつ少しずつ関わり方を工夫していくことも必要なのではないでしょうか。



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