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苦手な場所はどこですか?不安を感じる場所はどこですか?

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

苦手な場所。

みなさんには、苦手な場所はありますか?
私は、意外と職員室が苦手です。

いろいろな人がそばで聞いていると思うと
萎縮してしまう自分がいます。

一方で、別室に移動し、内輪だけの空間になると安心をして話をすることができます。

話をしている内容は同じ仕事の内容だとしても
場所によって、緊張感?(少しオーバーですが)が違うのです。

他にも、
美術館や博物館のような静けさは好きですが、
講義室のような静けさは苦手です。

男友達の家は、気兼ねなく入ることができますが、
女友達の家は、変に気を使って、そわそわしています。

こんな風に、場所によって、
自分の力が抑えられると感じたことがあります。

心理学的に言うと…

これは、「ステレオタイプの脅威」というものだそうです。

つまり、【思い込みによる脅威】

自分にとって苦手とされる場所にいる人は、
その不安が引き金となって実力が発揮できない場合があるというものです。

たとえば、
工学部で学ぶ女性は男性よりも能力が低いと感じるというものそれらしい。

この場所は、〇〇(マイナスイメージ)がある。と思えば、能力が発揮できないというものらしい。

ある子どもが、
その場所を不安に感じているとすると、
その子と接するときには、
コミュニケーションの方法を変えることが大事なのだと思います。

学校というだけで身構えてしまう子もいます。
時には、先生がいる空間という、人がいるか、いないかで
苦手意識が変わる人もいるかもしれません。

立場上、そういうことを念頭に置いて
子どもたちと関わる必要がると強く思います。

こちらの関わり方で
子どもたちが感じている脅威を和らげる必要があるのです。

声の調子を変えるといった小さな変化や成功体験を積んだり認められたりと言う経験を積むことも必要だと思っています。

また、一方で場所に関わらず、
頑張れば伸びるよという
心理状況を作ることが大切だと感じています。

我が子に対しても
クラスの子に対しても、そういう力を身に付けてほしいと思っています。

最後に…

場所や環境による不安を取り除くという視点で、
我が子を見てみると
いろいろな発見があるかもしれません。

お子さんは、どんな場所が苦手ですか?
どんな場所だと不安を感じやすいですか?

子どものそういう面を知っておくだけで
私たち、親の関わりか方が変わってくるのではないでしょうか。


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